ピエール・ガスリー「すぐにでも努力が報われると確信」
レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが、2019年FIA F1世界選手権第12戦ハンガリーGPに先立って抱負を語った。ガスリーはトロロッソから出走した昨年のレースで、トップ同一周回でチェッカーを受け、6位入賞の大金星を上げた。
ガスリーは現在55ポイントを獲得してランキング6位につけているが、前戦ドイツGPの最終盤にクラッシュを喫した事で、優勝したチームメイトとのポイント差は107点に拡大。4回表彰台の頂点に立っても逆転できない差がついた。
ホッケンハイムリンクでの予選では、トラックリミットによってタイム抹消となったものの、マックス・フェルスタッペンと遜色ないスピードを示し、完全復活間近である事を感じさせた。
だが、雨による波乱のレースでは、チームメイトが勝利を飾った一方で、チェッカーフラッグを受けることすら出来ずに終了。チーム首脳陣は、シーズン中のラインナップ変更の可能性を改めて否定しているものの、パドックでは再び交代説が湧き上がっている。
だが、ガスリーは自身の進捗に自信を持っており、フェルスタッペンとの差は確実に縮まってきていると主張する。「予選ではラップタイム取り消しになっちゃったけど、(取り消しがなければ)2番手から100分の数秒遅れだったし、その前のシルバーストンでは、もっと前の方で争えていた」
「決勝は予選とは乖離した結果になってしまったけど、大きくステップアップしているのは間違いないと思う」
まもなく努力が報われると確信
ピエール・ガスリー
ブダペストはF1カレンダーの中で僕が最も好きなレースの一つなんだ。理由は色々ある。まず第一に、ハンガロリンクのレイアウトさ。本当にお気に入りなんだ。タイトでコーナーが多いテクニカルなコースだからね。第二には、昨年トロロッソで戦った時に良い成績を残せたからだ。6位入賞はシーズンで2番目の好成績だった。
GP2やフォーミュラ・ルノー3.5、それに2.0の時には、幾つもの勝利とポールポジションを獲得し、何度も表彰台に上がった。僕にとっては本当に良い思い出のあるサーキットなんだ。
それに、ブダペストの街も本当に素晴らしい。実際僕はこの街で何度か休暇を過ごした事があるけど、雰囲気は最高だし気候も暖かい。なんというか気分が良いんだ。そんなわけで、毎回このトラックでレースするのを楽しみしてるってわけさ。
レッドブルはここ数年、ハンガロリンクで強さを発揮してきているから、今年もそうである事を願うよ。ドイツでは大量得点の可能性があったのに、レースを完走できなくてガッカリだった。でも気持ちを切り替えて集中するつもりだし、すぐにでも努力が報われるって確信してる。
ハンガリーGPの舞台となるのは、低速かつ1周僅か4381mと短いショートコースのハンガロリンク。「壁のないモナコ」と称されるほどオーバーテイクが難しい。
ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウイン。2位にフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。
F1ハンガリーGPは、日本時間8月2日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。