ハンガロリンク表彰台常連のガスリー「腕次第で結果が出せるサーキット」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2018年FIA F1世界選手権第12戦ハンガリーGPに先立って抱負を語った。低速かつ技術的に難しいレイアウトを持つハンガロリンクは、ドライバーズサーキットと称されるモンテカルロ市街地コースと同じく、ドライバーの力量が試される難コースとして知られる。
ハンガロリンクではドライバーの腕次第で結果を出せる
ピエール・ガスリー
僕にとってハンガロリンクは相性の良いサーキットなんだ。フォーミュラ・ルノー2.0に参戦してた2013年は優勝しているし、2014年の3.5シリーズの時は2位だった。GP2に初参戦した2015年は2位で、翌2016年にはまた優勝してるんだよ。
このコースは凄くテクニカルだから、僕のお気に入りのひとつなんだ。ストレートがほとんどなく、流れるようなリズムで走る事が重要だから、ドライバーの腕次第で結果を出せるトラックなんだよね。直線コースを介さずにコーナーとコーナーが直接組み合わされているから流れに乗ることが重要で、1つのターンでミスをするとその後のコーナーでも影響が残ってしまうんだ。
モナコGPと同じ様に、ここでのオーバーテイクは難しいからその分予選が重要になる。ドライビングの観点から言うと、ハンガロリンクには低・中・高の各速度域のコーナーがあり、ロングコーナーやヘビーブレーキングが必要なコーナーなど、あらゆるタイプのコーナーが全て備わってる。こういうサーキットは大好きだし、F1マシンで走るとどんな感じなのか今から楽しみでしょうがないよ!
今週末はかなり暑くなりそうだけど、ここまでの長く厳しいシーズンにちゃんと対処できてるし、体調は良いから特に気にしちゃいないよ。暑くなったとしても準備は万端だし、良い結果で終えて夏休みを迎えられたらなぁって思ってる。
チームの事を考えればポイントを獲得することは心理的にとても重要なことだから、今回も入賞を目指して頑張るつもりだよ。レースも好きだけど休みも同じ様に大好きだ。チームの皆はかなり疲れているし、自宅で家族と一緒に過ごす時間も大切だからね。僕は友達や仲の良い人たちと一緒に休みを過ごす予定なんだ。でもその前にブダペストで全力を尽くすよ!
F1ハンガリーGPの戦いの舞台となるのはハンガロリンク。ヘルマン・ティルケ設計の1周4381mのコースは、トラック全体がうねるような低速レイアウトとなっており、直線コースは908mのホームストレート1本のみ。昨年のグランプリでは、セバスチャン・ベッテルが優勝。2位にキミ・ライコネンが続きフェラーリが1-2。3位にバルテリ・ボッタスという結果だった。
ハンガリー・グランプリは日本時間2018年7月27日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。