フリー走行から苦戦を強いられていたルイス・ハミルトンは、挽回叶わずハンガリーGP予選を4番手で終えた。ハンガロリンクが自分達の車に向いていないことを予め認識していたメルセデス陣営にとって、レッドブルの前に出られたことは唯一の救いとなった。
予選を終えたハミルトンは順位アップのチャンスは多くないと語り、ランキングリーダーのベッテルとのポイント差拡大を最小限に抑える事が、30日の決勝の最重要課題である事を示唆した。ハミルトンは、ベッテルの前でチェッカーフラッグを受けるのは極めて厳しいと考えている。
抜けないサーキットとは言え、2列目スタートからの優勝は決して不可能ではない。スタート直後の1コーナーから3コーナーあたりが両者の勝負の鍵を握ることになるだろう。
F1ハンガリーGP予選を終えて
ルイス・ハミルトン予選: 4位, FP3: 5位
僕らにとって楽な週末じゃなかったね。フリー走行中の車は完全に制御できてる感じがしなかったんだけど、予選に向けていくつか変更を加えたら良くなってったんだ。今朝のフリー走行3回目を見て、フェラーリが速そうなのはわかってたから、2列目を取れたっていうのはかなりよくやったと思うよ。
予選のラップは概ね良かったんだけど、Q3の最初のアタックの時に4コーナーでミスしちゃって、その後はとりあえずタイムを残すことが全てだったよ。決勝を考えると、作戦もしくはタイヤがいつも以上に大きく作用してくるんじゃないかな。今週末はフェラーリが優勢みたいだし、ここでのレースは大抵行列が出来て付いていくのが難しいから、ポジションを上げるチャンスはあまり多くないだろうね。そうは言っても全力を尽くして頑張るよ。
第11戦ハンガリーGPの予選の詳細については、2017年F1ハンガリーGP《予選》結果とダイジェストを参照されたい。
