スパ・フランコルシャンのパドックを歩くリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)、2024年7月26日(金) F1ベルギーGPフリー走行
Courtesy Of Red Bull Content Pool

リアム・ローソンの2025年F1昇格を”断言”するレッドブルのヘルムート・マルコ

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リアム・ローソンについてレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2025年にレッドブル・レーシングまたはRBのF1シートに乗ることは「間違いない」と語った。

ダニエル・リカルドが不運な事故に遭い手を負傷したことで、22歳のニュージーランド人ドライバーは昨年のオランダGPでF1デビューを果たして5レースに出走。シンガポールGPでは9位入賞を果たしてパドックに感銘を与えた。

スーパーフォーミュラに参戦した昨年とは異なり、2024年シーズンはレースに参加せずリザーブドライバーとしての活動に専念しているローソンの来季についてマルコは、9月に決定する方針を明らかにしている。

9月までにレッドブルが来季のF1シートを用意できない場合、ローソンは契約を解除して他チームに移籍することができるが、マルコによれば2025年もレッドブル・ファミリーに留まることは確実だという。

オランダGPを前にマルコはオーストリア紙クライネ・ツァイトゥングに対し、「来年、彼が我々のどちらかのチームに座ることは間違いない」と語った。

セカンドチームであるRBか、それともシニアチームであるレッドブルかは今後数週間で決定される見込みだ。

RBはシーズン早々に角田裕毅の来季続投を発表した。一方でリカルドは現時点で来季のシートが決まっていないものの、2024年シーズンの続投が発表されたペレスの将来が危ぶまれていることから、依然として2025年のレッドブル復帰のシナリオが囁かれている。

ペレスについてマルコは「安定的に通常のスピードを発揮できれば満足だが、彼は予選やレースの特定のセクションで波があることが問題だ」と述べ、一貫性を欠いた場合の対応については「まずは状況を見守りたい」と具体的なコメントを避けた。

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