マイクを握るルイス・ハミルトン(フェラーリ)、2025年5月22日(木) F1モナコGPプレビュー(モンテカルロ市街地コース)
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

7度のF1王者ハミルトン、3本の脚本を執筆中と告白―映画人として本格始動

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7度のF1ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、映画人としてのキャリアを本格的にスタートさせたようだ。自身の映画制作会社「Dawn Apollo Films」を通じて、現在3本の映画企画が進行中であることを明らかにした。

ハミルトンは2022年に同社を設立。設立当初からF1引退後は映画制作に専念したいとの意向を示しており、そのビジョンは着実に具現化されつつある。

同社は今夏公開予定のブラッド・ピット主演映画『F1:The Movie(邦題:F1/エフワン)』に参画しており、ハミルトンはプロデューサー兼コンサルタントとして携わっている。

ハミルトンによれば、進行中の3つのプロジェクトのうち2本はアニメーション作品、もう1本は実写映画で、すでに1作は脚本の初稿段階に入っているという。

英衛星テレビ局『Sky Sports』によるとハミルトンは、「今、3つのコンセプトがあって、それを自分で、というか、脚本家と一緒に書いているところなんだ。というのも、映画の脚本を書くのはこれが初めてだからね」と明かした。

「そのうち少なくとも2つはアニメーション作品になる予定で、1つはすでに脚本の初期段階に入っている。本当に楽しみだよ」

ハミルトンの関心は映画という枠にとどまらず、ドキュメンタリーやテレビシリーズの制作にも意欲を示している。

5月22日には、F1第8戦モナコGPを前に、F1ドライバー向けに行われた映画『F1: The Movie』の特別試写会にも出席。上映中に自身の制作会社「Dawn Apollo」のロゴと名義がクレジットされた場面について「本当に感動した」と振り返っている。

「映画の序盤で“誰がこの映画をプロデュースしたのか”というクレジットが出て、そこに僕の名前が表示されて、本当に嬉しかった」と喜びを語ったハミルトン。「これ以上ない形で初めての映画に関われたけど、今後もさらに多くの映画を作っていくつもりだ」と、今後の展開にも意欲を見せた。

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