セバスチャン・ベッテルと拳を合わせてアストンマーチン移籍を喜ぶルイス・ハミルトン、2020年F1トスカーナGPにてcopyright Daimler AG

戦友ベッテルのF1残留とアストンマーチン移籍を喜ぶハミルトン「知らせが聞けて本当に嬉しかった」

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メルセデスのルイス・ハミルトンは、10年以上もの長きに渡って同時代を戦い抜き、タイトル争いを繰り返してきた戦友であるセバスチャン・ベッテルの来季アストンマーチン移籍を心から喜んでいる。両者はF1史上最多となる55回の表彰台を共にするなど、10年代最大のライバル関係にある。

ムジェロ・サーキットでのF1トスカーナGP開幕前夜、レーシングポイントF1チームはセルジオ・ペレスの後任として4度のF1ワールドチャンピオンと契約を結んだ事を明らかにした。英国シルバーストーン本拠のチームは来季よりアストンマーティンF1チームとしてリブランドされる。

ムジェロで行われたFIA木曜記者会見に出席したハミルトンは、プレスカンファレンスへと向かう際にベッテルと直接話をした(上記写真はその時のもの)事を明かした上で次のように述べ、ベッテルのアストンマーチン移籍は”理想的な選択”だと主張した。

「正直に言うと、彼が進むべき理想的な道はレーシングポイントへの移籍だと思っていたんだ。それに、実際にそうなるだろうと思っていた。あのチームは新しいオーナーシップを得て、すでにパフォーマンス面で強大な一歩を踏み出しているし将来性も有望だから、実際にその知らせが聞けて本当に嬉しかった」

またSky Sportsとのインタビューの中では「F1にとってエキサイティングなニュースだよ。フェラーリから今後上り詰めてくるであろうチームへの移籍だしね。彼が歩みを止めることなく参戦を継続する事になって僕は本当に嬉しい」と語った。

ハミルトンは更に、経験豊富なベッテルの移籍はアストンマーチンにとっても好材料であるとして、ローレンス・ストロールによる新たな経営体制の下、今後の成長の大きな駆動力になるだろうとの考えを示した。ベッテルのフェラーリにおける優勝は14回で、これはニキ・ラウダに次ぐ歴代3位となっている。

「偏見かもしれないけど、僕は経験というものが非常に重要だと考えている」とハミルトンは語る。

「フェラーリで難しい時期を過ごしてきたとは言え、彼は4度のF1チャンピオンであり、マシン開発の面でチームをより良い方向へと導く手助けになるはずだ。チームにとって素晴らしい事だと思う」

なお、ベッテルの移籍に伴いシートを奪われる格好となったペレスについては「もちろん、セルジオのことは気の毒に思っている。彼は素晴らしいドライバーだからね。他に選択肢があることを願っているよ」と語った。

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