
ハミルトンの盟友ハインズ、幹部職としてキャデラックF1に電撃加入
ルイス・ハミルトン(フェラーリ)を長年支えてきたマーク・ハインズが、2026年に新規参戦を果たすキャデラックのマネジメント職に就いた。その肩書は「チーフ・レーシング・オフィサー」という、やや独特なものだ。
ハミルトンのキャリアの大半で友人、そして側近として活動してきたハインズだが、2026年シーズンを前にビジネス上の関係を解消したとみられている。なお、今回の就任との直接的な因果関係は明らかになっていない。
ハインズは1999年のイギリスF3選手権で、ジェンソン・バトンらを抑えてチャンピオンに輝いた経歴を持つ元レーシングドライバーであり、ハミルトンとはジュニアカテゴリー時代に知り合った間柄だ。
#MegaZone was good practice for @krcircuit @LewisHamilton @TheJonnyHynes @NicoleScherzy @Yukomua @nicolashamilton pic.twitter.com/pN2FCKfEzS
— Marc Hynes (@marc_hynes) August 23, 2014
マノー時代から続くロードンとの協業関係
ハインズにとって、キャデラックでチーム代表を務めるグレアム・ロードンとのタッグは、マノー(ヴァージン、マルシャとしても知られる)時代以来の再結成となる。ハインズはF3での成功以降、F1やFIA世界耐久選手権(WEC)において、ドライバーを支援する立場としてロードンと行動を共にしてきた。
両者の関係はサーキット内にとどまらない。ハインズとロードンは、イコールズ・マネジメント社を共同所有するビジネスパートナーでもある。長年にわたる深い信頼関係を持つ2人が、F1初参戦に挑むアメリカンチームの屋台骨を支えることになる。
キャデラックにおけるハインズの主な職務は、ドライバープログラムの管理だ。レギュラードライバーのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスに加え、リザーブドライバーの周冠宇、テストドライバーのコルトン・ハータを支援する。
チームによれば、ハインズはドライバー陣とエンジニアリング部門の連携強化において中核的な役割を担い、技術部門と競技部門の協働促進に取り組むことになるという。
ハミルトン陣営を去り新たな挑戦へ
ハインズは2015年、ハミルトンのプライベート・カンパニーである「プロジェクト44」の立ち上げを支援し、2021年までサポートを続けた。その後、2024年にマネージャーとして再びハミルトンとタッグを組んだが、今回のキャデラック参画を前に、再び袂を分かつ形となった。
最強ドライバーを裏方として支え続けてきたハインズは今後、新興チームの中枢に立ち、自らの手腕を発揮することになる。