Courtesy Of Haas
ハースF1、若手走行枠にフェラーリ育成のオリバー・ベアマンを指名…メキシコとアブダビで出走
ハースF1チームは2023年シーズンの第20戦メキシコGPと最終戦アブダビGPのFP1で、フェラーリの若手育成ドライバー、オリバー・ベアマンを起用する。これに先立ち18歳のイギリス人ドライバーは今週末のカタールGPよりチームに帯同する。
ベアマンは2021年にイタリアF4選手権とADAC F4選手権のダブルチャンピオンを獲得。同年末にフェラーリの若手ドライバー育成プログラム「フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)」に加わり、2022年のFIA-F3選手権を経てプレマ・レーシングからFIA-F2選手権に参戦。現在ランキング6位につけている。
ベアマンについてチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは「F2で素晴らしいルーキーシーズンを過ごしている。4勝を挙げている事がその証拠だ。それにFDAの一員でもあるし、週末に向けての準備の仕方は一流だ」と評価した。
また、F1公式セッションデビューを迎えるベアマンは「F1で走るのはカート時代からの夢だった。この特別なチャンスを与えてくれたチーム、そしてフェラーリに感謝している。どんな状況であれ、チームを全力でサポートできるよう準備に取り組んでいる」と語った。
F1競技規定はチームに対し、シーズン中に最低2回のFP1で出走経験2回以下の若手ドライバーを起用する事を義務付けている。