ハースF1チームのロマン・グロージャンと小松礼雄チーフエンジニア、2020年F1サクヒールGP木曜日
Courtesy Of Haas

これは酷い…ロマン・グロージャン、バーレーンGP事故で負った痛々しい火傷痕を公開

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ロマン・グロージャンが昨年11月の大クラッシュの際に負った左手の火傷の痕を収めた画像を公開した。痛々しいその傷跡は最終2戦の欠場が不可避であった事を物語っている。

34歳のスイス人ドライバーは、F1バーレーンGPでの1周目にターン3の右側バリアに衝突。燃え盛る炎に巻かれたが、生きる事を諦めずにかろうじてクルマの残骸から脱出し、奇跡的に一命をとりとめた。

しかしながら脱出の際に炎の中に両手を突っ込まざるを得ず、左手の甲を中心に火傷を負い、これが原因でシーズン最後の2つのグランプリ、サクヒールGPとアブダビGPの欠場を余儀なくされ、療養のためにスイスに帰国した。

グロージャンは12日(火)、ソーシャルメディアに両手の甲を写した画像を投稿した。あの悲惨な事故から43日が経った今も、左手には痛々しい火傷の痕が残っている。

グロージャンはソーシャルメディアを通じて都度、回復状況をファンに報告。月曜日には包帯の必要がなくなった事を明かしている。

「丸一日、包帯無しで過ごした。なんてこった、気分が良いね。何も問題がない時は自分の体の事なんて忘れてしまいがちだけど、こういう時に健康のありがたさが身に染みるよ」

順調に回復へと向かうグロージャンだが、同じく昨季限りでハースを解雇された元チームメイトのケビン・マグヌッセンがチップ・ガナッシと契約し、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権への参戦を決めている一方、今現在も2021年のレース計画が立っていない。

「最優先事項は手の完全な回復だ」とグロージャンは語る。

「あの事故がショッキングだった事は間違いないし、あの悪夢を思い出さないと言えば嘘になるけど、ロマン・グロージャンは今後もレースを続けると思う」

「僕は自分が経験した事を通して、モータースポーツの安全性の向上にもっと貢献したいんだ」

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