マグヌッセンの出場停止「不当だ」とガスリー、処分撤回をスチュワードに進言へ
ケビン・マグヌッセン(ハース)に1レースの出場停止が科されたことを受けピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、決定を覆すためにF1イタリアGPのスチュワードと話し合う用意があると語った。
マグヌッセンはモンツァ・サーキットの2つ目のシケインでガスリーと接触し、その責任を問われて10秒ペナルティと2点のペナルティポイントを科された。これにより過去12ヶ月間の累積点が12点に達したためFIAは、次戦でスーパーライセンスを1レース停止すると発表した。
英Sky Sportsによるとガスリーはマグヌッセンとのインシデントについて、「正直、あれは大したものじゃなかった」と述べ、「聞いた話じゃ彼は10秒ペナルティを受けたみたいだけど、それにはちょっと驚いたよ」と続けた。
「だってあれはちょっとしたホイール・トゥ・ホイールのバトルに過ぎず、結局のところ、僕は全くタイムを失わなかったからね」
「何とかして撤回してもらいたいと思ってる。そうじゃなきゃ、明らかに不公平だからね。喜んでそうする(スチュワードと話をする)つもりだし、僕に何ができるか検討してみる。あれに関しては本当に不公平だと思う」
マグヌッセン本人もスチュワードの決定には納得しておらず、「正直、意味がわからない」と批判的だった。
「確かにターン4で軽く接触したけど、どちらのクルマにもダメージはなかった。何の影響もなかった。誰も何も失っていない。お互いにコーナーをミスしただけだ。レースをしているだけだ。正直、意味がわからない」とマグヌッセンは語った。
同じくモンツァでのレースの1周目には、マグヌッセンの僚友ニコ・ヒュルケンベルグとダニエル・リカルド(RB)が絡むインシデントが発生し、コース外に追いやったとしてリカルドに5秒と1点のペナルティポイント(累積3点)が科された。
このインシデントに触れてマグヌッセンは、「リカルドとの接触でニコは、時速300km近い速度でバリアにぶつかりそうになったけど、彼(リカルド)に科されたのは5秒だった。一方で僕は10秒だ。どうなっているのか分からない」と付け加えた。