ピエール・ガスリー、コロナ感染から回復…”親友ルクレールのカート”でトレーニングを開始
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復し、幼少からの友人であるシャルル・ルクレールのカートを駆りドバイ・オートドロームにてトレーニングを開始した。
今季より角田裕毅をチームメイトに迎えるピエール・ガスリーは先月末、フル参戦4シーズン目を前にパーソナルトレーナーのピリー・サルメラとドバイでトレーニングに励んでいたところ、新型肺炎の検査で陽性となり自己隔離に入っていた。
症状は深刻なものではなく、隔離されている間も室内でトレーニングを続けるとしていたガスリーは10日(水)、「昨日は本当に楽しかった! またサーキットで走れて最高だ。手配してくれてありがとうシャルル」とのコメントを添えて、CL(シャルル・ルクレール)カートの隣に立つ自身の姿を収めた写真を公開した。
So much fun yesterday!! Great to be back putting laps on a track, thanks @Charles_Leclerc for sorting me out😜 pic.twitter.com/0jJCzLJKoT
— PIERRE GASLY 🇫🇷 (@PierreGASLY) February 10, 2021
ドバイ・オートドロームは2004年創業のUAE初となる統合型多目的モータースポーツ施設で、国際自動車連盟(FIA)認可の全長5.39kmを誇るサーキットの他、レーススクールや屋内外のカートトラックなどを備える。
ザウバーでF1デビューを果たし、昨年フェラーリへの移籍を果たしたルクレールは「モータースポーツに対する情熱が生まれたのも、ピラミッドの頂点に立つための基礎を学んだのも、その後の僕を支えてくれた大切な人たちに出会ったのもカートだった」との思いから、BirelARTと提携して自身の名を関したカートを販売。レノックス・レーシングがこれを採用している。
© Birel ART
BirelARTはシャルル・ルクレール仕様の他にも、ルノーからマクラーレンに移籍したダニエル・リカルドや、アルファロメオのF1開発ドライバーを務めるロバート・クビサらの名を冠したカートも発売している。