ガスリー襲ったカナダ予選の悪夢、不振究明をさらに狂わせた“2頭目のウッドチャック”

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2026年F1第5戦カナダGPの予選Q1で、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)がコース上に現れたウッドチャックをはねるアクシデントに見舞われた。

サーキットが位置するノートルダム島にはこの動物が多く生息しており、昨年のルイス・ハミルトン(フェラーリ)など、衝突事例は珍しくない。

前日にはアレックス・アルボン(ウィリアムズ)が同様に衝突してクラッシュを喫していた。ガスリーはそのまま走行を続けたものの、その代償は小さくなかった。

レーシングディレクターのスティーブ・ニールセンによれば、この一件でマシンのフロアが損傷し、ハンドリングに悪影響が及んだという。ガスリーは続くQ2で、チームメイトのフランコ・コラピントに0.4秒差をつけられて14番手でノックアウトした。

だがそれ以上に深刻だったのは、前戦マイアミGPから抱えてきた不調の究明が、このフロア損傷によって一層複雑になってしまったことだろう。

迷えるガスリー、躍進のコラピント

チームはマイアミでの不振を受け、ガスリーが少しでも良い感触を得られるよう、セットアップの試行錯誤や空力部品の変更を行っていた。ニールセンは、わずかに良くなってはいるものの、依然としてガスリーが現状のパッケージに違和感を抱えているのは確かだと説明する。

なぜ期待する位置からこれほど離れているのかを理解するために、原因を掘り下げ続けなければならないとニールセンは指摘する。それが本来のガスリーの姿ではないことは、チームも確信しているという。

皮肉なことに、セッション後のガスリーはフロアの損傷に気づいていない様子だった。

「とにかく、極端に遅いんだ」とガスリーは語る。「明らかに取り組むべきことがあるのは分かっている。2週連続でまったく同じ状況だからね」

「何かが機能していないのは感じる。チームの助けが必要だ」

不振にあえぐガスリーとは対照的に、コラピントはマイアミで最新型シャシー「A526-03」を得て自己最高の7位に入って以降、説得力のある走りを見せている。カナダでも2つの予選でガスリーを上回り、速さを示した。


2026年F1カナダGP予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリが続き、メルセデスがフロントロウを独占した。

決勝レースは日本時間5月24日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周4361mのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットを70周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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