アロンソ、代わり映えなきQ1落ちも「初めてだ」と前進実感。”チャンス”を視野に雨のカナダに備えるアストンホンダ

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フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1第5戦カナダGP公式予選で19番手にとどまり、Q1敗退を喫した。数字だけを見れば「これまでと大差のない結果」ではあるが、アロンソはAMR26の競争力向上を実感していた。

前日のスプリント予選では今季初めてSQ2に進出し、15番手からスプリントに臨んだ。だが1周目のターン1で接触し、最終的には15周目にマシンをガレージへ入れてリタイアした。

19番手でもつかんだ手応え「初めてだ」

公式予選でアロンソは、僚友ランス・ストロールに1秒もの大差をつける速さを見せた。それでもQ2進出には0.421秒届かず、19番手に甘んじた。

それでも、アロンソは現状のマシンから全てを引き出せたと考えている。

「そう思う。もちろん、Q1敗退という最終的な結果自体は僕らにとって従来と大差ないけど、今週末は少し競争力が増していた感覚がある」

「マシンの中で速さを感じていたし、パッケージとの一体感も少し強まっていたしね。限界まで引き出そうと頑張った」

アロンソが重視したのは、順位そのものではなくQ2までのギャップだった。これまでは大きく離されていた一方、今回は近づけたという感覚があるという。

「Q2まであとコンマ数秒にまで迫ることができた。こういう状況は初めてだ。これまではQ2まで平均1.2秒差があったと思うけど、ここではもう少し近づくことができた。とはいえ、それでもまだ道のりは長い」

スプリント後のセットアップ修正

アストンマーティン・ホンダは、スプリントと予選の間でセットアップに変更を加えた。クルマをひっくり返して行うような大規模なものではなく、微調整だった。その狙いは、スプリントで不足していたグリップを少しでも補うことにあった。

「少しばかりね。主にメカニカル面を微調整して、スプリントレースで不足していたグリップを少しでも向上させようとしたんだ」とアロンソは説明する。

さらに、パワーユニット側では、マッピングとドライバビリティの調整を実施した。アロンソは、予選に向けた変更が一定の効果を示したと受け止めている。

「うまく機能したと思う。クルマの調子は良くなっていた。でも、明日もし雨が降れば、状況は一変するけどね」

今季開幕4戦を終えて、決勝がウエットレースになったことはまだない。ジル・ビルヌーブ・サーキットで雨が降れば、路面のグリップレベルは大きく下がることになる。

決勝はキャデラック勢との一騎打ちか

チーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、日曜の決勝について厳しい見通しを示している。

クラックは、アストンマーティン・ホンダの現実的なライバルはキャデラック勢になると見ている。つまり、通常のドライコンディションでは、下位での戦いに終始する可能性が高いという見立てだ。

ただし、天候が絡めば状況は変わる。クラックは、雨次第では「チャンスが巡ってくるかもしれない」と期待を寄せた。ホンダもウェットレースへの備えを進めている。

ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは「ドライバーが雨の中でも安心して走行できるよう、細かな調整を進めています」と語った。


2026年F1カナダGP予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリが続き、メルセデスがフロントロウを独占した。

決勝レースは日本時間5月24日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周4361mのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットを70周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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