フェラーリF1、ビノットの後任としてフレデリック・バスールの代表起用を発表
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スクーデリア・フェラーリは12月13日(火)、アルファロメオF1チーム代表でありザウバー・モータースポーツAGのCEOを務めるフレデリック・バスールを新たなチーム代表に任命した事を明らかにした。
54歳のフランス人実業家は辞任したマッティア・ビノットの後任として、1月9日付でスクーデリアに入社。チーム代表兼ゼネラルマネージャーとして指揮を執る。
バスールは25年以上に渡ってモータースポーツ界で手腕を奮ってきた人物であり、2005年にはニコ・ロズベルグと、2006年にはルイス・ハミルトンと共にGP2シリーズを制覇するなど、一流ドライバーの発掘育成という点でも高い評価を得ている。
バスールについてフェラーリのベネデット・ヴィーニャCEOは「彼はキャリアを通じて熟練エンジニアとしての技術的な強みと、ドライバーとチームのベストを引き出す一貫した能力をうまく融合させてきた」として次のように続けた。
「このアプローチと彼のリーダーシップはフェラーリを新たなエネルギーで前進させるために必要なものだ」
チーム代表就任発表に際してバスールは「生涯を通じてモータースポーツに情熱を注いできた私にとって、フェラーリは常にレース界の最高峰を象徴する存在だった」と語った。
「才能豊かで情熱的なマラネロのチームと協力し、スクーデリアの歴史と遺産を尊重しながら世界中のティフォシに成果をもたらしていく事を楽しみにしている」
ザウバー・ホールディングAG取締役会会長のフィン・ラウシングは「フレデリックは6年に渡ってリーダーシップを以て会社とチームの再建に貢献してくれた」と述べ、去るバスールへの感謝の言葉を口にした。
「我々が享受してきた好成績は、チームの指揮を執った彼のパフォーマンスの質の高さを証明するものだ」
「チームの皆と同じようにフレッドの今後の活躍を祈っている」
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