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フォード、2026年F1参戦を発表!史上3番目に成功したエンジンメーカーが最高峰に復帰

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フォードが2004年以来、22年ぶりにFIA-F1世界選手権に復帰する事が正式発表された。詳細は伏せられており不明だが、間もなく行われるレッドブル・レーシングのシーズンローンチでエンジン契約が明らかにされるものと見られる。

ビル・フォード代表取締役会長は「フォードのモータースポーツ・ストーリーにおけるスリリングな新章の始まりだ」と述べ、電動化比率が引き上げられる次世代F1の幕開けと共にF1にカムバックすることを宣言した。

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「フォードはモータースポーツの頂点に復帰し、イノベーション、サステナビリティ、電動化というフォードの長い伝統を世界で最も注目される舞台へと持ち込んでいく」

フォードは1963年の初参戦以来、176回の優勝を飾り、13度のドライバーズタイトルと10度のコンストラクターズタイトル獲得。F1史上3番目に成功したエンジンメーカーの一つとして知られるが2004年を最後にF1を去った。

近年のF1はアメリアを含む世界の主要市場で人気を高めており、また国際自動車連盟(FIA)とF1は持続可能な燃料の採用とパワーユニットの電動化を推進する事で持続可能性を追求している。これがフォードがF1復帰を決断した理由の1つとなった。

フォードの復帰についてF1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは「2026年からF1の象徴的なサーキットでフォードが疾走する様を見るのが待ちきれない」と語った。

「フォードはレースと自動車産業において素晴らしい伝統を持つグローバルブランドであり、世界中で5億人以上のファンを持つ我々のプラットフォームの価値を理解している」

「2030年までにネット・ゼロ・カーボンを達成し、2026年からF1マシンに持続可能な燃料を導入するという我々のコミットメントも彼らがF1参戦を決めた重要な理由だ」

またFIA会長のモハメド・ベン・スレイエムは「フォードのようにモータースポーツ史に名を残したメーカーは殆ど存在しない。彼らがFIAフォーミュラ1世界選手権に戻ってくることは素晴らしいニュースだ。無論、米国からの関心が高まることは世界トップのモータースポーツカテゴリーの継続的な成長にとって重要だ」と述べた。