FIA、史上初のCEOにナタリー・ロビンを任命…経営体制強化へ
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F1やフォーミュラE、世界ラリー選手権(WRC)などを統括する国際自動車連盟(FIA)は9月15日(木)、経営体制の強化を目的に、FIA史上初となる最高経営責任者(CEO)にナタリー・ロビンを任命したと発表した。
アメリカ出身のナタリー・ロビンはボルボや日産、ダイムラー・クライスラーで上級管理職を歴任してきた人物で、自動車業界および金融業界で15年以上のキャリアを持つ。
米国とスペインの二重国籍を持ち、英語、スペイン語、フランス語を流暢に話し、ドイツ語も堪能で、コルゲート大学で国際ビジネス戦略とオペレーションの学士号を取得し、サンダーバード国際経営大学院ではMBAを取得した。
FIAによるとナタリー・ロビンは近々、CEOとしての職務を開始するとの事で、組織運営と財務に責任を負うとともに、組織改革を実現させるための全体戦略を推進する。
またこれと並び、財務安定化を目標に収入源の増加および多様化のための新たな成長戦略を策定していくという。
モハメド・ベン・スレイエムFIA会長はナタリー・ロビンの起用を「当連盟にとっての変革の時」と表現した。
「彼女が持つ豊富な経験とリーダーシップは、当連盟の財政、ガバナンス、運営を改善する上で極めて重要なものとなるだろう」
また、ナタリー・ロビンは「FIAにとって重要でエキサイティングな時期に、FIA初のCEOに任命されたことを嬉しく思っています。会員、シニア・リーダーシップ・チーム、会長と協力し、全スタッフを巻き込んで改革と成長のビジョンを実現することを楽しみにしています」と語った。