ホンダと手を切ったザウバーF1、来季以降フェラーリエンジンを搭載と発表

ザウバーF1チームのマーカス・エリクソンcopyright Ericsson_Marcus

ハンガリーGP 1回目のフリー走行が行われた現地28日(金)午前、ザウバーF1チームはフェラーリとの複数年に渡るエンジン供給契約の締結を発表した。発表の前日、ホンダとの技術提携解消を発表したザウバーに注目が集まっていたが、ザウバーは今季のエンジンサプライヤーであるフェラーリとの契約延長を選択した。

ザウバーとフェラーリとの関係は1997年にスタートし、今年で17年目を迎えている。今回のパートナーシップ締結によって、ザウバーは今後数年に渡ってフェラーリからパワーユニットとギアボックスの供給を受けることになる。チーム代表を務めるフレデリック・バスールは以下のコメントを発表した。

「スクーデリア・フェラーリと複数年契約を締結した事をとてもうれしく思っています。フェラーリはエンジンサプライヤーという形で、我々と協力し続けることになります。ザウバーF1チームとフェラーリがこれまでに培ってきた経験によって、我々は2018年のマシン開発を迅速かつ効率的に前進するための強力な基盤を得ることになります。私は、ザウバーF1チームが持つ情熱と決意を反映した結果を達成することができると確信しています」

ザウバーを所有するロングボウ・ファイナンスはマーカス・エリクソンの後ろ盾だとされており、来季のシートは安泰と目される。フェラーリとの契約更新は、メルセデス育成ドライバーのパスカル・ウェーレインの将来に暗雲が立ち込めた事を意味する。

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