フェラーリ、ルマン制覇を祝う特別カラーの「SF-23」を公開…F1イタリアGPで投入

2023年ル・マン24時間レースを制したハイパーカー「499P」を祝う特別カラーが施されたF1イタリアGP仕様のフェラーリ「SF-23」 (2)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリは母国F1イタリアGPで、2023年のル・マン24時間レースで総合優勝を飾ったハイパーカー「499P」を祝うスペシャルカラーを「SF-23」に施す。同様の特別なリバリーはレーシングスーツにも施される。

スクーデリアの熱狂的応援団、ティフォシの聖地モンツァ・サーキットでは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツがドライブするマシンのノーズコーンとエンジンカバーに黄色が配される他、カーナンバーも白から黄色のステッカーに変更される。

Courtesy Of Ferrari S.p.A.

2023年ル・マン24時間レースを制したハイパーカー「499P」を祝う特別カラーが施されたF1イタリアGP仕様のフェラーリ「SF-23」 (3)

Courtesy Of Ferrari S.p.A.

2023年ル・マン24時間レースを制したハイパーカー「499P」を祝う特別カラーが施されたF1イタリアGP仕様のフェラーリ「SF-23」 (4)

フェラーリと言えばロッソ・コルサ、レーシング・レッドが連想されるが、これは国際レースにおけるイタリアの伝統的なカラーでありフェラーリ固有のものではない。

一方で本拠マラネロのあるモデナ市の色であるイエローは、1929年の設立時から跳ね馬を描くエンブレムを構成し続けている。

合わせてドライバーが着用するスペシャル仕様のヘルメットも公開された。ルクレールはイエローが主体だが、サインツの方はブラックが基調となっている。サインツ曰く「70年代にインスパイア」されたものだそうだ。

アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、そして元アルファロメオF1のアントニオ・ジョビナッツィがドライブした「499P」と「SF-23」のカラー面での違いは、全車がグロス仕上げである一方、後者がマット仕上げという点だ。

Courtesy Of FIA WEC

闇夜のサルト・サーキットを周回するフェラーリAFコルセ51号車499P、2023年6月11日FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レース

今週末のグランプリにはWECハイパーカーの「499P」と共に3名のドライバーが登場するほか、ミッドシップ2シータークーペの新型「296 GT3」、そしてミハエル・シューマッハが2003年のイタリアGPを制した「F2003-GA」が展示される。

また、パドックからピットガレージへと続く通路の壁には、スクーデリアとそのオーナー達が参戦してきた様々なカテゴリーでのマイルストーンのイラストが描かれるなど、様々なイベントが企画されている。

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