カルロス・サインツ、マッティア・ビノット、シャルル・ルクレールcopyright Ferrari S.p.A.

フェラーリF1:サインツに大きな期待…ベッテル移籍もNo.1ドライバーの保証なきルクレール

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マラネロのチームを導いてきた4度のF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルがマクラーレンに移籍したとは言え、シャルル・ルクレールはスクーデリア・フェラーリのナンバーワン・ドライバーの立場を保証されていない。

マックス・フェルスタッペン中心のチーム作りへと舵を切ったレッドブルからダニエル・リカルドが去った事を引き合いに出すまでもなく、1チーム2名制のF1にとって、チーム内における立場はドライバーの将来を左右しかねない重要なファクターだ。

2020年シーズンのフェラーリSF1000は開発の方向性を見誤った事でプレシーズンテストの段階から競争力を欠き、イタリアの伝説的チームはコンストラクター・ランキング6位というあるまじき成績に甘んじたが、次世代のF1を背負う者の一人として高く評価されているルクレールは昨年のフェラーリの75%ものポイントを獲得し、チームの稼ぎ頭としての立場を内外に知らしめた。

しかしながら跳馬は、必ずしもルクレールを優先する事はないとしており、場合によってはマクラーレンから移籍してきたカルロス・サインツがチーム内で有利なポジションに立つ可能性もある。

チーム代表のマティア・ビノットは「契約書にはシャルルがリーダーとの記載はない」「シーズン初めの段階で彼らが平等なチャンスを与えられる事は確かだ」と述べ、ルクレールとサインツは対等な立場で2021年シーズンを迎える事になると説明した。

「コンストラクターズタイトルの獲得のためには、できるだけ多くのポイントを稼ぐ事が重要であり、そのためには2人共が好成績を収めて成果を残す事が必要だ」

「カルロスがタイトル獲得とチーム全体の成績を向上させる手助けをしてくれる事を期待しているし、私はそうなると考えている」

サインツもまた、リカルドと同じ様にチームがフェルスタッペンに肩を入れた事でトップチームから離れたドライバーの一人とも言える。

フェルスタッペンと共に2015年のトロロッソでF1デビューを果たしたサインツは、予選成績ではチームメイトを上回ったものの、マシントラブルが多発した事でレースでは数多くのリタイヤを強いられドライバーズランキングで遅れを取った。

フェルスタッペンのレッドブル昇格に伴い新たなチームメイトとなったダニール・クビアトに対しても安定的な走りで引き離し、結局2018年にジョリオン・パーマーの後任としてシーズン途中にルノーに移籍。その後、マクラーレンを経てフェラーリへと至る事となり、様々なチームで経験を積み重ねてきた。

ビノットがサインツに寄せる期待は思いの外大きい。

「彼は非常に強いドライバーだ。完走率は非常に高く、大抵の場合、予選順位よりも良いポジションでレースを終えている」とビノットは語る。

「それに様々なチームでシーズンを過ごしてきた事で、彼はエンジニアとの仕事やセットアップへのアプローチといった点で多くの方法論を経験している。それは間違いなく我々に多くのものをもたらしてくれるだろう」

「シャルルの素晴らしいチームメイトになってくれるだろうと期待しているし、懸命に働きチームをリードしてくれるだろうとも考えている。チームの成長を促し、将来的により強力な組織へと向上するための助けとなってくれるはずだ」