フェラーリ若手育成FDA、2023年は新人2名を加えた8名…ルクレール含む2名がF1登竜門に挑戦
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フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)は1月17日(火)、2023年シーズンに向けて新人2名を加えた計8名(女子2名、男子6名)のドライバーラインナップを発表した。アルトゥール・ルクレールとオリバー・ベアマンは共にジュニアプログラムを継続。各々、FIA-F2選手権へとステップアップする。
新たに加入したのは、FDAスカウト・ワールドファイナル優勝者でフィンランド出身の16歳トゥーカ・タポネンと、2022年のFIAガールズ・オン・トラック・ライジング・スターズを制し、ブラジル国籍でレース活動に取り組む16歳のアウレーリア・ノーベルスで、FDA継続が決まったジェームス・ウォートン(16歳/オーストラリア)と共に今季はF4でレースする予定だ。
シャルル・ルクレールの実弟、アルトゥールはF3でのランキング6位を経て、DAMSからF1の登竜門足るF2デビューを果たす。同3位に輝いた17歳のイギリス人ドライバー、ベアマンもF2へとステップアップ。プレマ・レーシングからルーキーシーズンを戦う。
昨年、フォーミュラ・リージョナル欧州王者に輝いたディーノ・ベガノビッチ(19歳/スウェーデン)はFIA-F3選手権へと昇格。昨年シングルシーターデビューを果たしたラファエル・カマラ(17歳/ブラジル)とアカデミー初の女性ドライバー、マヤ・ウォグ(18歳/スペイン、オランダ、ベルギー)は共にフォーミュラ・リージョナルにステップアップする。
キックオフのためにフレデリック・バスール代表、レーシング・ディレクターのローラン・メキーズと共にジュニアドライバーと対面したFDAの責任者を務めるマルコ・マタッサは「8名のうち7名が各々のカテゴリーで新たにデビューするため、彼らにとってはより厳しい1年になるだろう」と語った。
「彼らの能力を引き出しサポートしていくべく、若手ドライバー達が自由に使える施設や人材に更に投資していくつもりだ」
「新メンバーのアウレーリア・ノーベルスとトゥーカ・タポネンは我々のスカウティング・プログラムの卒業生だ」
「アウレーリアは我々がFIAと共同で運営しているプログラムを通してFDAに参加する事になった。このプログラムでは既にマヤ・ウォグが成功を収めている」
「トゥッカはFDAスカウティング・ワールドファイナルの第3回大会のためにマラネロに来た若者の中で、参加者はみな非常に高い水準にあったが、その中にあって最も優秀だった」
「彼らとの仕事が楽しみだ。共に成功したシーズンを過ごせる事を願っている」