Courtesy Of Ferrari S.p.A.
黒化するフェラーリ「カーボンファイバー」仕様のF1イタリアGP用ギアを公開
スクーデリア・フェラーリは2024年の母国F1イタリアGPに向けて、軽量強固なカーボンファイバーをモチーフに、黒を基調とした特別なカラーリングのチームキットを用意した。5月のマイアミではブルーのスペシャルカラーを採用した。
スクーデリアが初めてカーボンファイバーを使用したのは1982年の「126 C2」だった。まずはフロントウイングとシャシーの補強に使われ、翌年の「126 C3」のシャシーは完全にカーボンファイバー化された。1984年にはカーボンブレーキが導入された。
その後、カーボンファイバーはF1に不可欠な素材となり、ペダルやステアリング、ドライバーシートなど、文字通りあらゆるパーツの素材が置き換えられていった。2024年型「SF-24」は全体の61%がカーボンファイバー製だ。
シャルル・ルクレールとカルロス・サインツは今週末のモンツァで「モンツァ・カーボンファイバー・コレクション」と呼ばれる特別なデザインのレーシングスーツ、Tシャツ、キャップ、そしてレーシングブーツを着用する。
いずれも黒を基調として、エンツォ・フェラーリの出身地であるモデナの象徴的な色であり、フェラーリの伝統色でもある鮮やかな黄色のアクセントが施されている。
興味深いのは、SF-24にも同様のスペシャルカラーが採用されるのかどうかという点だ。今後の展開が注目される。