セッションに向けて準備をするシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2023年10月20日F1アメリカGP
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「いい加減にしろよ!」ポールの朗報伝えるもルクレールを激怒させたフェラーリ、無線でのやり取りを巡り

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レースエンジニアを務めるシャビエル・マルコス・パドロスがまたもシャルル・ルクレールを激怒させた。2023年のF1アメリカGPポールシッター曰く、無線でのやり取りを巡って心臓が止まりかけたという。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた初日予選は手に汗握る大接戦となった。ルクレールはQ3最初のアタックで暫定ポールを獲得。最終ラップでも自己ベストを塗り替えた。

ところがその直後、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が0.005秒上回るラップを刻み、ルクレールはタイムシートの2番手に後退した。だが、最終1つ手前のターン19のトラックリミットによりフェルスタッペンのベストタイムが抹消されことで、ルクレールは今季3回目のポールを手にした。

この朗報を伝えようとシャビは無線を通して、いつものように淡々と「ラップタイムが取り消された」と切り出し、その後に「フェルスタッペンのが」と付け加えた。

ルクレールは自身のラップが抹消されたと思い込み、放送禁止用語を交えて「いい加減にしろよ!!名前を先に言えって!」と大声で怒鳴り散らした。

これを受けシャビは、少しばかり音量を上げて「フェルスタッペンのラップタイムが取り消された。フェルスタッペンのラップタイムが抹消された」と繰り返した。ルクレールは「心臓が止まったわ!」と続け、シャビは一言「OK」と返した。

シャビがルクレールの怒りを買うのはこれが初めてではない。

今年3月のサウジアラビアGPではプッシュの指示があまりに遅く「シャビ!…もっと早く言えよ」と怒鳴られ、前戦カタールGPではピットストップを行う周回の指示が不明瞭だとして「止まっちゃいけないときに言わないでくれって!」と釘を差された。

予選後のパルクフェルメでポーズを取るポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2023年10月20日F1アメリカGPCourtesy Of Ferrari S.p.A.

予選後のパルクフェルメでポーズを取るポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2023年10月20日F1アメリカGP

些細な行き違いがあったとは言え、それでも結果としては「全く予想だにしていなかった」という全20台のトップ立つポールポジションだ。パルクフェルメでSF-23を降りたルクレールは「今日はチームとして素晴らしい仕事ができたと思う」と笑みを浮かべた。

「クルマのフィーリングも良かったし、今週末に向けたみんなの準備のおかげで力強いペースを発揮する事ができた。予選を通してずっと良い感じだった」

「Q3の最終ラップは、あちこちで僅かなミスがあったけど、日曜のレースをポールポジションからスタートできる事になって本当に嬉しい」

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