F1をこよなく愛するカップルが、ユニークなプロポーズで婚約を祝った。ジェイク・ディ・メグリオさんとジェンナマリー・ムーディーさんは、共にF1とフェラーリを愛するカップル。二人の特別な瞬間を彩ったのは、F1のチェッカーフラッグに刻まれたプロポーズのメッセージだった。

二人のF1愛が生んだ特別な計画

ジェイクさんとジェンナマリーさんは、2015年のバレンタインデーに交際をスタート。以来、オースティン、モントリオール、マイアミのグランプリをほぼ毎年現地観戦するなど、F1を中心にした生活を送ってきた。

そんな二人の絆をさらに深める出来事が起こったのは昨年のこと。ジェンナマリーさんはジェイクさんの誕生日に、シャルル・ルクレール（フェラーリ）が優勝したモナコGPのチェッカーフラッグの一部をプレゼントしたのだ。

驚きと感動を覚えたジェイクさんは、「いつか彼女にもチェッカーフラッグの一部をプレゼントしたい」と考えるように。そして、2024年のアメリカGPに二人で行けなくなったことをきっかけに、ある特別なアイデアを思いついた。

チェッカーフラッグに込めた「結婚してくれますか？」

ジェイクさんが利用したのは、F1公式グッズやコレクターズアイテムを取り扱う「F1 Authentics」の「Own The Chequered Flag」プログラム。これは、実際にレースで振られるチェッカーフラッグに、自身の名前やメッセージを刻むことができるという特別なサービスだ。

ジェイクさんは、2024年のアメリカGPのチェッカーフラッグに「Will You Marry Me?（結婚してくれますか？）」というメッセージを刻印した。

そして迎えた運命のレース。なんと、ルクレールが優勝し、ジェイクさんのメッセージが刻まれたチェッカーフラッグがレースのフィナーレを飾ることとなった。

「シャルルが優勝したことで、この瞬間がさらに特別なものになりました」（ジェイクさん）

プロポーズ―そして婚約へ

レース後、チェッカーフラッグはF1 Authenticsによって丁寧にカットされ、額装された状態でジェイクさんの元へ。彼はこの特別なアイテムを、プロポーズの瞬間まで大切に保管していた。

そしてついに、ジェイクさんはジェンナマリーさんの前でひざまずき、額装されたチェッカーフラッグをプレゼントしながらプロポーズ。

彼女の答えは――「YES」だった。

「私たちは2026年8月に結婚式を挙げる予定です。そして、新たなF1観戦旅行としてマイアミGPのチケットを予約しました！」（ジェイクさん）

F1 Authenticsのバリー・ゴーCEOも、この特別なプロポーズに祝福のコメントを寄せた。

「ジェイクさんとジェンナマリーさん、婚約本当におめでとうございます。我々のサービスを通じてファンが特別な体験を創り出すことを目にできて、本当に嬉しく思います」

F1ファンならではの特別な瞬間を

F1 Authenticsの「Own The Chequered Flag」は、レースごとに価格が異なるが、例えば2025年の日本GPのチェッカーフラッグは39,000円で販売されている。

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F1を愛するすべての人にとって、この物語はただの婚約エピソードではなく、「F1の歴史の一部になれる」という夢を与えるものと言える。

あなたも、特別な瞬間をF1と共に刻んでみてはいかがだろうか？