岩佐歩夢に続くか、19歳ツォロフがF1初テストでFP1出走要件クリア。2027年レーシング・ブルズ昇格へ前進

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FIA-F2選手権をリードするニコラ・ツォロフが2026年8月27日(木)、旧型マシンテスト(TPC)の一環としてイモラ・サーキットでレーシング・ブルズの2025年型F1マシン「VCARB 02」をドライブし、690kmを走破した。

2027年のレーシング・ブルズ昇格候補として取り沙汰される中、19歳のブルガリア人ドライバーは今回のテストにより、F1のフリー走行に出走するために必要な走行要件を満たした。

フリー走行限定スーパーライセンスの取得要件の一つとして、F1競技規則はドライバーに対し、申請前180日以内に主としてF1マシンをドライブし、300kmを超える距離をレーシングスピードで走行することを義務付けている。

念願のF1初テスト「言葉にできない」喜び

ガレージからコースへ向かうニコラ・ツォロフのレーシング・ブルズ2025年型F1マシン「VCARB 02」、2026年8月27日(木) TPC(イモラ・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージからコースへ向かうニコラ・ツォロフのレーシング・ブルズ2025年型F1マシン「VCARB 02」、2026年8月27日(木) TPC(イモラ・サーキット)

ツォロフはTPCを経て、「F1マシンでの初めてのTPC走行を終えた。今日は本当にうまくいった。すごくうれしい」と振り返った。

「すべてのラップを本当に楽しんで走ることができた。ようやくこの機会を得られたことが僕にとってどれほど大きな意味を持つのか、言葉で表すのは難しい」

「僕を信じて、この機会を与えてくれたVCARBとレッドブル・ジュニアチームには心から感謝している。僕はずっとこのために努力してきた。こうしてようやく経験できて本当に信じられないような気持ちだ」

「今日成し遂げたことをまだ完全には実感できていないけど、すべてのラップを楽しむことができたし、近いうちにさらに走行距離を重ねる機会を得られたらと思ってる」

チーム代表を務めるアラン・パーメインは、「彼はすぐにマシンに順応し、初めてF1マシンを走らせるドライバーに求められる落ち着きを見せた」と評価。そのうえで、「今回の走行は、チームがジュニアドライバーに対して継続的に実施している育成計画の一環であり、成長に必要なツール、走行距離、そして環境を提供するものだ」と説明した。

さらに、「この育成ルートから何が生まれるのかは、これまで何度も目にしてきた。今日のような一日も、それをさらに築き上げていく過程の一部だ」と付け加えた。

岩佐歩夢に続くか。残る4枠のルーキー起用機会

ガレージでマシンのコックピットに収まり走行に備えるニコラ・ツォロフ(レーシング・ブルズ)、2026年8月27日(木) TPC(イモラ・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージでマシンのコックピットに収まり走行に備えるニコラ・ツォロフ(レーシング・ブルズ)、2026年8月27日(木) TPC(イモラ・サーキット)

2026年のF1規則では、各チームはエントリーする2台それぞれについて、グランプリ参戦経験が2戦以下のルーキードライバーをシーズン中に2回、フリー走行で起用することを義務付けている。チーム全体では計4回の起用が必要となる。

レーシング・ブルズでは、今季F1デビューを果たしたアーヴィッド・リンブラッドがすでに2回分を消化しており、オーストリアGPでは岩佐歩夢が1回分を消化している。そのため、チームにはあと1回の起用義務が残っている。

一方、シニアチームのレッドブルでは、岩佐がバルセロナ・カタロニアGPで1回を担当しており、あと3回の起用義務が残っている。フリー走行限定スーパーライセンスが正式に発給されれば、ツォロフはレーシング・ブルズ、レッドブルのどちらでも、その候補になり得る。