2005年F1日本GP決勝レースcopyright Ferrari S.p.A.

F1無料配信:ライコネン 抜けぬ鈴鹿で16台抜きの神業…2005年日本GP

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F1は、キミ・ライコネンが奇跡の大逆転劇を演じた2005年F1第18戦日本GPの決勝レースを、6月10日(水)協定世界時18時、日本時間27時から公式サイトやFacebook、YouTubeチャンネルを通して無料でストリーミング配信する。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行の影響でイベント中断を強いられる中、F1は世界中のモータースポーツファンに向けて70年の歴史の中でも特に名勝負と高く評価されるレースを無料配信している。今回はF1史に刻まれた神レースとも言うべき2005年の鈴鹿サーキットでのレースだ。

今や40歳にしてF1での18シーズン目を迎えようとしているグリッド最年長のライコネンだが、かつては今のシャルル・ルクレールやマックス・フェルスタッペンらと同じように、若さと速さを迸らせていた時代があった。2005年の日本GPほど彼が光り輝いたレースはないだろう。

ポーカーフェイスを信条とするロン・デニスでさえ、追い抜きが困難とされる鈴鹿での16台抜きという驚異のパフォーマンスに目の前にしては感情を抑える事が出来ず、ファイナルラップでのオーバーテイクを経てライコネンがトップチェッカーを受けると、ピットウォールで歓喜の声を挙げた。

2005年のタイトル争いはマクラーレンのライコネンとルノーのフェルナンド・アロンソの一騎打ちとなったが、一貫性と信頼性で勝ったアロンソが鈴鹿を前にキャリア初のタイトルを獲得した。2人のヤングスターの台頭とは対照的に、5シーズンに渡って選手権を圧倒してきたフェラーリの優位性は消え去り、ミハエル・シューマッハは僅か1勝に留まっていた。

コンストラクターズ争いはマクラーレンがルノーを2点リードという大接戦。シーズン残り2戦で迎えた鈴鹿でのレースに大きな注目が集まった。

ウェットコンディションの中で行われた土曜の予選では、シューマッハがS字でクラッシュ。徐々に雨脚が強くなったために、終盤の出走者ほど厳しい路面状況でのタイムアタックを強いられた。当時の予選出走順は前戦のフィニッシュ順位の逆順であったため、強豪達が下位に沈む結果となった。

ライコネンは17番手に終わり、チームメイトのファン・パブロ・モントーヤも18番手と、マクラーレン勢は揃って大きなハンデを抱えた。ルノーはジャンカルロ・フィジケラが3番グリッドを手にした一方、アロンソは16番手に終わった。ポール・ポジションはトヨタのラルフ・シューマッハ。2番グリッドにはBARホンダのジェンソン・バトンが並んだ。

フィールド唯一の日本人ドライバーであった佐藤琢磨は、5番グリッドからの表彰台獲得に期待が寄せられたが、スタート直後のターン1でフェラーリのルーベンス・バリチェロと共にグラベルに飛び出し、9周目にはトヨタのヤルノ・トゥルーリと接触。13位フィニッシュを果たしたものの、スチュワードはトゥルーリとの接触を危険行為と見なし、失格処分の裁定を下した。

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