Courtesy Of Alfa Romeo Racing
アルガルベでのF1ポルトガルGP、危機から一転 2021年第3戦で開催の見通し
空白となっていた2021年シーズンの第3戦にポルトガルGPが収まる見通しとなった。今季F1サーカスはバーレーンでの開幕の後、イモラを経て5月2日の決勝レースに向けてアルガルベ・サーキットへと向かう。
現時点で公式発表はないものの、本日11日(木)に開催予定のF1コミッションの中でF1からチーム側に正式に伝えられる見通しで、これにより今季F1カレンダーの全ての枠が埋まることになる。
1996年まで断続的に開催されてきたポルトガルGPは過去にポルト、モンサント、エストリアルを舞台としていたが、昨年は新たに南部北部丘陵地帯に位置するレーシングコース、アルガルヴェ・サーキットでグランプリレースが開催された。
ポルトガルは唯一開催地が未定であったラウンド3の最有力候補と見られていたが、同国では昨年末から現在にかけて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が急速に拡大。計画に黄色信号が灯っていた。
ポルトガルは現在、F1チームの大部分が拠点を置くイギリスの渡航制限、いわゆる「レッドリスト」に登録されている33カ国のうちの1つであり、同国からのイギリス並びにアイルランドへの帰国者には来週月曜より10日間の隔離が義務付けられる。
F1とてこの規制を逃れる事は出来ないが、第4戦はカタロニア・サーキットでのスペインGPであり、チーム関係者はポルトガル出国後にスペインを経る事で対処が可能だ。