オレンジ色の煙を吐く発煙筒を掲げるF1オランダGPの観戦者、2022年9月2日
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

F1オランダGP:地元警察、発煙筒投げ込み容疑の男を一旦釈放

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地元警察は9月3日(土)に行われたF1オランダGP予選中にザントフォールト・サーキットのコース上に発煙筒を投げ込んだ男を逮捕した後、一旦釈放した。

オランダのテレビ局「RTL Nieuws」によると、容疑者と見られるボルネ出身の33歳の男はイベント警備員によって土曜に警察に引き渡され逮捕された。

取り調べの後に釈放されたが、依然として容疑は晴れておらず、地元警察によると後日処理されるという。

事件はウィリアムズのアレックス・アルボンが先陣を切ってコースインした予選Q2開始直後、スタジアムセクションのターン12~13間で起きた。

発煙筒が投げ込まれた事でセッションは6分間に渡って赤旗中断を余儀なくされた。また、中断には至らなかったものの、予選Q3でもコース上に発煙筒が投げ込まれる事件があった。

現地プロモーターは発煙筒の持ち込みを禁止しており会場でその旨を告知をしているが、10万人の来場が予想される日曜の決勝を前に改めてファンにマナーを守るよう呼びかけた。

「予選後のインタビューでマックス・フェルスタッペンが言及したように、全てのドライバー、F1マネジメント、FIA、そしてオランダGPの主催者は発煙筒を容認しない」

「ドライバーや他のファンを非常に危険な状況に晒すもので、発煙筒の使用は禁止されている」

「我々は改めてファンの良識に訴えると共に、発煙筒の使用は許されないとここに警告する」

オランダ出身のフェルスタッペン(レッドブル)のファン、通称”オレンジアーミー”は発煙筒を使った応援スタイルを採る事で知られている。

事件についてポールポジションを獲得した予選を終えてフェルスタッペンは「本当に分別がない行為」であり、コース上に発煙筒を投げ入れる事は危険だとしてファンに自重を呼びかけた。

またシャルル・ルクレール(フェラーリ)もドライバーが「不必要なリスク」に晒されかねないとしてフェルスタッペンの意見に同意した。

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