F1マシンが10年ぶりに独ニュル・ノルドシュライフェを走行…リカルド、レッドブルF1ドライブへ
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レッドブルのサードドライバーを務めるダニエル・リカルドが独ニュルブルクリンクの北コース、ノルドシュライフェで2023年9月9日、レッドブルのF1マシンをドライブする事が決まった。
これは同じ週末に開催されるニュルブルクリンク12時間レースの併設イベント「レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンク」の一環として行われるもので、リカルドは「緑の地獄」の異名を持つ1周約20.8kmの北コースでF1マシンのステアリングを握る。
持ち込まれる車両は明かされていないが、ノルドシュライフェが持つのはFIAグレード3規格であるため、少なくとも直近3シーズンのハイブリッドマシンを走らせる事はできず、V8自然吸気エンジン車両が予想される。
ノルドシュライフェで最後にグランプリが開催されたのは47年前に遡る。GPコースではF1アイフェルGPの名の下に2020年に開催されたが、ニキ・ラウダの事故の影響もあり北コースでのレースは1976年を最後に途絶えた。
F1マシンがノルドシュライフェを走行するのは、2013年にミハエル・シューマッハがニュル24時間のサポートの一環としてメルセデス「W02」を駆って以来、10年ぶり。2007年にはニック・ハイドフェルドが同じくノルドシュライフェでステアリングを握った。
33歳のオーストラリア人ドライバーはマクラーレン離脱を経て今年、サードドライバーという立場でマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの控えを務めるほか、シミュレーターやプロモーションでの職務を担う。