アルピーヌA522をドライブするフェルナンド・アロンソ、2022年2月23日F1バルセロナテストにて
Courtesy Of Alpine Racing

F1バルセロナテスト《3日目》開始!早々にアルピーヌが白煙吐き赤旗、ハースはロシア削除の白いVF-22を披露

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F1バルセロナテスト最終3日目のセッションが2月25日(金)現地9時より始まった。上空には雲が広がるものの雨はなく、90分が経過した時点でレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがタイムシートのトップに立った。

ギアボックストラブルの影響で半日を棒に振った2日目を経て、失った時間をできるだけ取り戻すべく、フェルスタッペンは全車最多となる27周を計上し、C3タイヤで1分20秒683の暫定トップをマークした。

2022F1バルセロナテスト3日目90分経過時点
Pos Driver Team Laps Time Gap Tyre
1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 27 1:20.683 0.000 C3
2 ジョージ・ラッセル メルセデス 26 1:20.767 0.084 C3
3 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 12 1:21.242 0.559 C3
4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 18 1:21.397 0.714 C3
5 シャルル・ルクレール フェラーリ 15 1:22.778 2.095 C3
6 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 14 1:22.859 2.176 C2
7 ピエール・ガスリー アルファタウリ 21 1:23.054 2.371 C2
8 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 16 1:23.330 2.647 C2
9 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 12 1:24.938 4.255 C2
10 ニキータ・マゼピン ハース・フェラーリ 9 1:26.229 5.546 C3

まだ始まったばかりだが、開始1時間を待たずにフェルナンド・アロンソ駆るアルピーヌA522がリアから白煙を吐いて停車し、早くも赤旗が振られた。

燃圧か油圧か、チームによると何らかの”圧”が失われたため、アロンソにクルマを止めるよう指示したのだと言う。状況から考えると油圧だろう。

エンストンのチームは過去2日間に渡ってコンサバにクルマを走らせて走行距離を積み上げてきたものの、3日目の午前は12周で終了となるかもしれない。大量の消火剤が散布された事もあり、コース復帰には暫く時間がかかりそうだ。

F1テスト3日目午前総合結果

なおウクライナへの軍事侵攻を受け、ハースはロゴを含むロシア企業ウラルカリのブランディング一式を全てVF-22から取り除いた。

エンジンカバーと翼端板からはロゴが外され、ノーズとフロントウイングを彩っていた白、青、赤のロシアンカラーも削除された。

今はドライコンディションで雨の予報もないが、午後はインターミディエイトとウェットタイヤのテストのために、強制的に路面に水が撒かれウェットコンディションが作られる。

午後遅くには再び乾く可能性もあるが、基本的にはドライコンディションでのテストは午前のセッションが最後となる。