人工照明に照らされたバーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するアルファタウリの角田裕毅、2022年3月12日F1バーレーンテスト
Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅、6番手に不満「AT03のポテンシャルを引き出し切れなかった」F1バーレーンテスト《3日目》

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アルファタウリの角田裕毅は3月12日(土)に行われたF1バーレーンテスト最終3日目に午後の走行を担当。57周(308.484km)を走り込み、最も柔らかいC5コンパウンドで1分33秒002の6番手を刻んだが、タイムには全く満足していない様子だ。

午前のタイムシートでトップに立ったレッドブルのセルジオ・ペレスを0.103秒上回るポジションではあったものの、コンディションは異なり、タイヤもペレスより一段柔らかいものを装着していた。また、最終コーナーで膨らむなど計測ラップをまとめ切れなかった。

ヘルメットを脱いだ角田裕毅は「今週はチームとして良い形で前進できたと思います。テストの進め方には満足していますし、重要なデータをたくさん収集することができました」とテストを振り返った。

「でも、C5タイヤでのラップタイムには満足していません。ポテンシャル的にはもっと引き出せるものがあると思いますが、残念ながらまとめ切る事ができませんでした」

「全体的には良いテストになったと思いますが、僕自身に関してもクルマに関してもそうですが、まだまだ改善すべき点がたくさんあります」

「まだあまり他車の近くを走ってはいないのですが、これまでの感触から言うと昨年に比べてダーティーエアーがかなり減っているように思いますし、既に前のクルマについて行きやすくなっていますので楽しんでドライブできています」

「来週の初戦に向けて良い感じに自信を持つことができました。1年間の経験を経て、チームと共にマシンを開発することに集中している部分は去年とは少し違います」

「今のところ自分たちがどのようなポジションにいるのか正確には分かりませんが、バーレーンGPまでに残された数日を使って更に取り組んでいきたいと思います」

「良いチームに恵まれているので、初戦に向けて集中力を高めていきたいです」