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追い抜き激ムズのF1エミリア・ロマーニャ、イモラのDRSゾーンをまたも調整
国際自動車連盟(FIA)はF1第4戦エミリア・ロマーニャGPの舞台、イモラ・サーキットのDRSゾーンに調整を加えた。2020年のカレンダー復帰以降、変更されなかった年は一度もなく、試行錯誤が続いている。
アクティベート地点に変更はなく、最終ターン19の60m手前の地点からDRSを作動させる事ができるが、その可否を判断するための検知ポイントが移動された。
2020年はターン18の先に、2021年はターン17の直前に設置されていたが、今季はターン17の385m手前にディテクション・ポイントが設けられる。この地点で前走車の1秒以内につけていれば、タンブレロ・シケインへと続くホームストレートでリアウィングのフラップ角を変更し、空気抵抗を削減する事ができる。
イモラは極めてオーバーテイクが難しいにも関わらず、レイアウト的にDRSゾーンを複数設ける事ができない。最後にドライコンディションで行われた2020年大会で記録された追い抜きはトータル僅か4回に過ぎなかった。
オールドファッションなイモラは近代的なサーキットとは異なりコース幅が狭く、これがオーバーテイクが極めて困難な原因の一つとなっている。グランドエフェクトカーが導入された今年はどの程度の追い抜きが見られるのだろうか。
スプリントフォーマットが採用されるF1エミリア・ロマーニャGPは、日本時間4月22日(金)20時30分からのフリー走行1で幕を開ける。