フェルスタッペン「鍵になるのはFP1」失意のリタイヤを経て臨む今季初のスプリント
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが2022年FIA-F1世界選手権第4戦エミリア・ロマーニャGPに先立って抱負を語った。イモラ・サーキットで行われる今週末のイベントでは今季一発目のスプリントフォーマットが採用される。
ドライバーズランキング6位と低迷するフェルスタッペンにとっては、信頼性に関わるトラブルなく週末を終える事が一つの目標となる。
今季開幕3戦を終えて、全戦でダブルQ3進出を果たしているのはレッドブルとフェラーリのみで、フェルスタッペンは現在、10大会連続でQ3に駒を進めるなど高い競争力を維持しているが、前戦オーストラリアGPでは燃料パイプの破損に見舞われ今季2度目のリタイヤを余儀なくされた。
モータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコによると、ポーパシングによって発生した振動が破損を引き起こした可能性があるものの、ホンダの協力を得て今週末には何らかの対策が施される見通しだ。
今季初のスプリント「鍵になるのはFP1」
マックス・フェルスタッペンF1エミリア・ロマーニャGPに向けて
今週末のイモラでは今年最初のスプリントが行われる。そのため金曜の予選に向けて、FP1を最大限に活用してセットアップの方向性を見極めることが重要だ。
現場のチームもミルトンキーンズのファクトリーの皆も懸命に働いてくれているから、トラブルなくスムーズな週末を過ごして、チームとしてポイントを獲得できるよう取り組んでいければと思ってる。
今は1レース1レースが勝負だ。その上で最終的にどうなるかを見守りたい。
エミリア・ロマーニャGPの舞台となる1周4,909m、全21コーナーを有するイモラ・サーキットはラップタイムの約73%がエンジン全開区間で、コース幅が狭く、周りをグラベルが覆うオールドファッションなコースだ。
激しい降雨に見舞われた昨年のグランプリでは予選3番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が後続に21秒差を付け逆転優勝を飾った。
スプリントフォーマットが採用されるF1エミリア・ロマーニャGPは、日本時間4月22日(金)20時30分からのフリー走行1で幕を開ける。