レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、第4戦エミリア・ロマーニャGPでRB18にアップデートを投入する計画だと明かした。これは軽量化によるパフォーマンス向上を狙ったものになるという。

技術規定刷新により到来したF1新時代においてなお、バーレーンとサウジアラビアでの開幕2戦を経てレッドブルは、依然として優勝争いに足るトップチームである事を証明した。これはメルセデスとは対象的だ。

しかしながら今季型RB18は既知の問題に見舞われている。構造強化と18インチタイヤの導入を受け、2022年のF1レギュレーションは燃料を除く車両最小重量を798kgへと引き上げているが、RB18はこのラインから最も遠く離れたマシンだとみられている。

チームは当然、この問題を認識しており、英国ミルトンキーンズのファクトリーでは減量のための新しいパーツの開発が進められている。

RB18についてマルコはServus TVとのインタビューの中で、今季のタイトルを争う事になるであろうフェラーリと比較して「チューニングが難しい」としながらも「イモラではウェイトを減らすことができるだろう」と述べ、早ければ第4戦に軽量化のためのアップデートを投入する計画だと明かした。

「これでかなりのタイムアドバンテージ、言い換えればタイムゲインが得られるはずだ」

まだ2戦を消化しただけだが、フェラーリの2022年型F1マシン「F1-75」はどのようなコンディションやコースであっても、それに上手く合わせ込める柔軟性と高い一貫性を持ち合わせているように見える。

マルコはフェラーリについて「温度やタイヤに関係なく、どんなコンディションでも常に速いクルマだ」と指摘し、警戒感を示した。

「我々は良いポジションにいると思うが、フェラーリは我々と殆ど拮抗している。ルクレールは今年、見事なまでに完璧なドライビングを続けている。エキサイティングな1年になるだろう」

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