ガレージに立つローガン・サージェント(ウィリアムズ)、2023年11月24日(金) F1アブダビGP
Courtesy Of Williams

F1アブダビGP「あわや人生最大の事故!」ドゥーハンへの妨害でサージェントとウィリアムズに処分

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F1アブダビGPのスチュワードは11月24日(金)のFP1で発生したジャック・ドゥーハンとのニアミスを受け、ローガン・サージェントを戒告処分(今季2回目)とし、所属先のウィリアムズに5,000ユーロ(約81万8,000円)の罰金を科す決定を下した。

アルピーヌからオープニング・セッションに参加したドゥーハンは、ヤス・マリーナ・サーキットの最終コーナー手前でプレップ・ラップ中のサージェントと交錯。衝突を避けるために回避行動を取らざるを得なかった。

ドゥーハンは無線を通して「もう少しで人生最大のアクシデントに見舞われるところだった!」と不満をあらわにした。

聴聞会を経てヴィタントニオ・リウッツィを含む4名の競技審判団は、ウィリアムズからサージェントへの無線内容の「ほとんど全て」はプッシュ・ラップに向けた準備に関するもので、ドゥーハンの接近を知らせたのは交錯の1秒前になってからだったと指摘した。

FP1には10名の若手ドライバーが参加していた。ゆえにスチュワードは、通常以上に他車の状況(プレップ・ラップ中なのかプッシュ・ラップ中なのか)を予測する事が困難だったとして、情状酌量の余地があると認めた。

ただそれにも関わらず、交錯の直前になって進路を転換するという「不規則」な行動を取った事を問題視し、サージェントに戒告処分を下した。

また、「後方視界が限られ、プレップ・ラップとプッシュ・ラップの間に高い速度差が生じる可能性があるコーナーが多数あるサーキットにおいては、チームが他車の接近を効果的にドライバーに伝えることが不可欠」であるとして、ウィリアムズに対しては罰金を科す決定を下した。


初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)を0.043秒差で退けた。3番手には0.173秒遅れでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。

3回目のフリー走行は日本時間11月25日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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