ヤス・マリーナ・サーキットを周回するハースのニコ・ヒュルケンベルグ、2022年11月22日F1アブダビテスト
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F1アブダビGP、中止の可能性を除外…イスラエルとハマス衝突で中東情勢緊迫化も

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イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突により中東情勢が緊迫化する中、F1は11月24~26日に予定されている今季最終アブダビGPが中止に晒される「リスクはない」との声明を発表した。

イギリス外務省(FCDO)は10月29日(日)、アラブ首長国連邦(UAE)においてテロ攻撃が発生する脅威が「非常に高い」との警告を発した。すると、これに端を発したものと思われるアブダビGP中止の噂がソーシャルメディアを飛び交った。ドバイやアブダビを含めたUAEへの英国旅行者は年間150万人に及ぶ。

安全上の懸念を巡る憶測を受けF1は、サンパウロGPの開幕を翌日に控えた11月2日(木)、イベント中止の可能性を除外した。

FCDOは先述の警告を発したページの中で、イスラエルとハマスの戦闘に一切言及していない。その代わりに警告の背景として、2022年初頭にイエメンからミサイルが発射された事件に端を発する親イラン武装組織フーシ派との争いに触れている。

F1は今年、バーレーン、サウジアラビア、カタールで過去3回に渡ってイベントを行った。アブダビではレース週末の翌週にポストシーズンテストが計画されている。

昨年のサウジアラビアGPではイベント初日、ジェッダ市街地コース近郊の石油関連施設がイエメンのフーシ派によるミサイル攻撃を受ける事件が発生したが、長時間の緊急会合を経て予定通りにレースが行われた。

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