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レッドブルとその弟チームであるトロ・ロッソは、F1ヨーロッパラウンドを周る際は、彼らが「エナジーステーション」と呼んでいる巨大なモーターホームを使用している。これは、ドライバーの居住地域やコミュニケーションセンター、ホスピタリティ・スイートそしての機能を持ち合わせている。食事やお酒が無料で振る舞われ、もちろんレッドブルも飲み放題だ。唯でさえ絢爛豪華なのであるが、F1モナコGP仕様はさらに驚くべきものとなっている。
チームはモナコGPの週末に使用するためだけに、70人の作業員をのべ21日間投入し、床面積260m²、重量800トンの海に浮かぶモーターホームを建設する。兎にも角にもまずは以下のメインキング動画を御覧いただきたい。
モナコの前のグランプリであるスペインGPが終わると、パドックに設置させれていたエナジーステーションはすべて解体され、レッドブル専属のトラックに積まれてイタリアのインペリアの港に運ばれる。解体されたモーターホームは海の上で再び組みたれられて、64km離れたモンテカルロの市街地まで船で牽引されていく。
モナコに着いた特別仕様のエナジーステーションは、岸壁に固定され1週間の任務を全うする。30トン級のプールを備える他、クルーの数だけで120人も配置されており、スポンサーや商業パートナー、有名人らがエネルギーステーションの訪れ地中海を一望しながらモナコの週末を楽しむ。
レッドブルが初表彰台を獲得した2006年には、チーム代表のクリスチャン・ホーナーがこのプールに飛び込みお祝いをしている。マーク・ウェバーやセバスチャン・ベッテルも同様に、モナコGPで優勝した際にここに飛び込んでいる。