アルピーヌ、今季初の無得点…シューマッハとの接触で「クルマもレースも粉砕」されたアロンソ、5秒罰則で後退したオコン
BWTアルピーヌF1チームは4月24日(日)に行われたF1第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝でエステバン・オコンが14位、フェルナンド・アロンソが1周目の接触によるダメージでリタイアとなり、今季の連続ポイント獲得に終止符を打つ事となった。
今季初のウエットレースで2人は、オープニングラップに発生したインシデントによってポジションを上げたものの、アロンソの方は続くターン3の出口でミック・シューマッハ(ハース)と接触し、その衝撃でサイドポッドとフロアにダメージを負い、これが原因でリタイヤを余儀なくされた。
オコンの方はと言えば、1回目のピットストップの際にミディアムタイヤに交換した後、コースへと送り出す際にアンセーフリリースがあったため、11位でチェッカーを受けたものの5秒ペナルティによって最終14位という結果に終わった。
アルピーヌ:F1エミリア・ロマーニャGP決勝
フェルナンド・アロンソ決勝: DNF / グリッド: 9番手
またも不運なレースになってしまった。スタートは上手くいって8番手まで上がったものの、フロアの右側とサイドポッドにかなりのダメージがあってリタイアする他に選択肢がなかった。
故意ではないが、ミック(シューマッハ)とのちょっとした接触でクルマもレースも粉砕されてしまったのだから不運としか言いようがない。
オーストラリアGPを終えた段階で本来ならチャンピオンシップで合計20か30ポイントを獲得できていたはずなのに、実際にはたったの2ポイントだ。アンラッキーだよ!
シーズンは長いし、まだまだポイント獲得のチャンスはたくさんあるけどね。
エステバン・オコン決勝: 14位 / グリッド: 16番手
結局のところ、1ポイントも獲得できない悔しいレースになってしまった。
僕のレースは序盤からトリッキーだった。とは言え、予選結果がその後の週末を台無しにした事を思えば、ペナルティを受ける前の今日の順位はそんなに悪くないとは思う。
レースペースが不足していたから、例え5秒ペナルティがなくてもポイント圏内には入れなかっただろうね。
ここのピットレーンは本当に狭いけど、今夜の報告会で何が起きたのかを正確に見極めた上で、回避できのかどうかを確認してみるつもりだ。
この一件から学んで前に進むつもりだし、僕としてはもう、次のマイアミを見据えている。
4月24日(日)にイモラ・サーキットで行われた2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャ・グランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンが通算22勝目を上げ、2位にセルジオ・ペレスが入った事で、レッドブルが6年ぶりの1-2フィニッシュを果たした。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台とする次戦マイアミGPは5月6日のフリー走行1で幕を開ける。