ピエール・ガスリー、自己ベストに並ぶ”最高”の4番手「どうやら僕はイタリアでは速いらしい!」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは10月31日(土)に開催された2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP公式予選で、メルセデス勢とレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに続くキャリア最高位タイの予選4番手を獲得した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でカレンダーが再編された今季は、モンツァ、ムジェロ、そしてイモラと、イタリア国内で3つのグランプリが行われ、今週末のイモラでのレースはイタリア国内のグランプリとしては通算100回目の記念的週末となる。
ガスリーは今年9月にモンツァで開催されたイタリアGPでキャリア初優勝を飾り、ムジェロでのトスカーナGPはオープニングラップで事故に巻き込まれてリタイヤを強いられたものの、週末全てのプラクティスでトップ10入りを果たすなど、どういう訳か、アルファタウリの母国イタリアで一貫した速さを見せてきた。
土曜午前のフリー走行で1分15秒633の4番手タイムを刻んだガスリーは、勢いそのままに予選へと挑み、各ラウンドで継続して自己ベストを縮めていって、強敵ダニエル・リカルド(ルノー)を抑えて1分14秒502の4番手タイムをマークした。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周 |
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3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:15.034 | 1:14.974 | 1:14.176 | 16 |
4 | ガスリー | アルファタウリ | 1:15.183 | 1:14.681 | 1:14.502 | 19 |
5 | リカルド | ルノー | 1:15.474 | 1:14.953 | 1:14.520 | 18 |
自己ベストに並ぶ”最高”の4番手
ピエール・ガスリー予選: 4位, FP3: 4位
今朝のセッションは本当に慌ただしかった! プラクティスは1時間半だけだったけど、やらなきゃならない事は山積みだった。1周目からマシンの感触は良く、すぐにマシンバランスを整える事が出来た。
日曜の決勝レースに向けてタイヤのデグラデーションの度合いを把握するために何度かロングランを行った後、最後はソフトタイヤを履いてパフォーマンスを引き出す事に専念した。自分達にはかなり競争力があるように見えたし、ポジティブな気持ちで予選に臨むことができた。
ここに来る前から言っていた事だけど、燃料を軽くした状態で予選モードを使って走るイモラの感覚は、本当に信じがたいほど素晴らしかった。予選では何度か力強いラップを重ねて、F1での予選ベストリザルトに並ぶ4番手を獲得する事が出来た。本当に最高だし、それをイモラで達成できて嬉しい。どうやら僕はイタリアでは速く走れるみたいだね!
重要なのは今日ではなく明日のレースだ。僕はメルセデス勢とマックス(フェルスタッペン)の後方という力強いポジションからスタートする事になるから、この位置を守りながらレースを戦っていく事になる。タイムシートを見る限り接戦になるだろうし、すごく楽しみだよ。
ポールポジションは今季4度目の予選最速を刻んだバルテリ・ボッタス。2番手にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスがフロントローを独占した。2列目はホンダ勢が占拠し、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にピエール・ガスリー(アルファタウリ)が並ぶ。
2020年F1エミリア・ロマーニャ・グランプリの決勝レースは、日本時間11月1日(日)21時10分にスタート。1周4,909mのイモラ・サーキットを63周する事でチャンピオンシップを争う。