ジェンソン・バトン、2018 SUPER GT 開幕戦 ツインリンクもてぎ 予選にて
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ジェンソン・バトン、WECとルマン24時間に電撃参戦!マクラーレン・ホンダ時代の同僚アロンソとのLMP1直接対決が実現

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WEC世界耐久選手権に参戦するSMPレーシングは4月27日、元F1ドライバーのジェンソン・バトンの起用を正式発表した。2009年のF1ワールドチャンピオンは開幕戦以外のWEC前戦に参戦、6月16日から行われる第86回ル・マン24時間レースでマクラーレン・ホンダ時代の同僚フェルナンド・アロンソとLMP1クラスで直接対決する。

バトンはAER製V6ツインターボを搭載する11号車 BR1 LMP1マシンをミカエル・アレシンとビタリー・ペトロフと共有し、優勝候補筆頭のアロンソ有するトヨタ・ガズーレーシングとLMP1のタイトルを争う事になる。なお、5月3から4日にかけて開催されるWEC第1戦スパは、スーパーGT第2戦富士とバティングしているため欠場。バトンのWECデビューは、6月3日の第2戦ル・マン24時間テストデイとなる。

「ルマン24時間レースに出るのは長年の夢だった」とバトン。「ルマン優勝の栄誉はレーシングドライバー足る者すべての夢だと思うけど、それは僕にとっても同じさ。ミカエル・アレシンとベタリー・ペトロフの二人が僕のチームメイトになるんだけど、ベタリーとはF1で共に過ごした仲だから良く知っている。僕らにはルマンでの勝利のチャンスがあると思ってる」

WECのジェラルド・ヌブーCEOは、バトンの参戦を歓迎する声明を発表。「今回のニュースは世界中のモータースポーツファンにとって喜ばしいものです。特にイギリスのファンにとっては、8月のシルバーストンでジェンソンの戦う姿を見る事ができます。F1ワールドチャンピオンの参戦を心から歓迎します」と述べた。

アロンソは既にF1での3度目のワールドチャンピオン獲得を諦めたと目されており、F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間の世界三大レース全制覇=トリプルクラウンを次なる目標に掲げている。バトンは2009年に、アロンソは2006年と2007年にモナコGPを制しており、両者ともに3冠までは後2つとなっている。

アロンソの行く手を阻むのはバトンだけではない。コロンビア人として史上二人目のF1ドライバーとなったファン・パブロ・モントーヤは今月、ユナイテッド・オートスポーツからのルマン参戦を発表。モントーヤは2003年にF1モナコGPを、2000年と2015年にインディアナポリス500を制しており、今年のルマン24時間で優勝すれば、アロンソに先んじて世界三大レース全制覇の偉業を達成する事になる。

ルマン24時間レースはJ SPORTSが生配信する予定となっており、WEC世界耐久選手権シリーズ7戦すべての予選・決勝が生中継される。J SPORTSはスカパーひかりTVで視聴できる。