トライアスロン大会に参加するジェンソン・バトン
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ジェンソン・バトン”速すぎ”が原因で失格。トライアスロン大会3位を剥奪される

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マクラーレン・ホンダのアンバサダーを務めるジェンソン・バトンが、先日の日曜日に米カリフォルニアで行われたトライアスロン大会「アイアンマン・チャレンジ」で3位表彰台を獲得した。

本大会の3位獲得によって、バトンは今年9月9日にテネシー州チャタヌーガで開かれるトライアスロンの世界大会「アイアンマン70.3世界選手権」への参加資格を得たはずであった。ところが、安全のために低速走行が定められたセクションで速度違反があり、レース後失格となった。これにより、F1ワールドチャンピオンとトライアスロン王者のダブルタイトルが今年実現することはなくなった。

トライアスロンとは、水泳・自転車競走、ランニングの3種類のスポーツを一度に行うスポーツ。その中でも”アイアンマン”と呼ばれる競技は通常のトライアスロンの4倍ほどの距離で競われる過酷なもので、”鉄人レース”と呼ぶにふさわしい内容となっている。

バトンはF1現役の時から体力づくりを兼ねて、熱心にトライアスロン競技に参加していた他、自らトライアスロンチーム「チーム・イチバン」を立ち上げたり、自身の名を冠した「Jenson Button Trust Triathlon」というトライアスロン大会まで主催しているほど熱狂的である。F1以外にも本気になれるものがあればこその引退だったのだろうか。トライアスロンに興じていなければ、今頃もフェルナンド・アロンソとともにマクラーレン・ホンダのマシンに苦労していたのかもしれない。