ダニエル・リカルド、手首骨折でF1オランダGP欠場…リアム・ローソンが代役デビュー
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ダニエル・リカルドがFP2のクラッシュで左手首を骨折した事が明らかとなり、リザーブドライバーを務めるリアム・ローソンがF1第14戦オランダGPでアルファタウリからデビューする事が決まった。
アルファタウリによるとリカルドは、レントゲン検査の結果、手のひらの部分の骨、中手骨を骨折した。ステアリングを握る事ができないため、8月26日のFP3以降はスーパーフォーミュラで活躍中の21歳のニュージーランド人ドライバーが角田裕毅のチームメイトを務める。
8月25日に行われた2回目のプラクティスでリカルドは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の事故に巻き込まれターン3でクラッシュ。衝撃はさほど大きなものではなかったが、バリアとの衝突の際にステアリングを握ったままで、無線を通して手首の違和感を訴えた。
会場敷地内のメディカル・センターで検査を受けた後、レントゲンによる更なる検査を受けるために近郊の病院へと運ばれた。その左腕は三角巾で固定されていた。
独「F1-Insider」によると、リカルドついてレッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、MotoGPの医師による手術を受けるとの事で、復帰の見通しは立っていないという。ダブルヘッダーのイタリアGPも出場が危ぶまれる。
今年、骨折によりセッション欠場を余儀なくされたのはリカルドだけではない。ランス・ストロール(アストンマーチン)は2月に自転車事故に見舞われ、右手首と足の親指を骨折。プレシーズンテストを欠席した。復帰には2週間を要した。
ローソンは鈴鹿サーキットを舞台とする10月28~29日のスーパーフォーミュラ最終2戦までスケジュールに余裕がある。ニュージーランド人ドライバーがF1に出走するのは、2018年のブレンドン・ハートレー以来、5年ぶり。