ブラジル連邦議会、ルイス・ハミルトンの名誉市民議案を可決

ウイニングランを終えて観客に向けてブラジル国旗を掲げるルイス・ハミルトン(メルセデス)、2021年11月14日F1サンパウロGP決勝レースにてCourtesy Of Daimler AG

アイルトン・セナを崇拝するルイス・ハミルトン(メルセデス)が晴れて、ブラジルの名誉市民になった。ブラジル連邦議会下院はアゼルバイジャンGPの開幕を翌日に控えた2022年6月9日(木)、7度のF1ワールドチャンピオンを名誉市民とする議案を可決した。

サンパウロのインテルラゴス・サーキットで開催された昨年のブラジルGPで37歳のイギリスドライバーは、トップチェッカーを受けた後、ブラジル国旗を掲げた。その2日後、アンドレ・フィゲイレード下院議員がハミルトンを名誉市民とする提案を行った。

ハミルトンが同国を初めて訪れたのはF1参戦の1年目、マクラーレンに所属していた2007年のことだった。翌年のブラジルGPでは最終ラップでティモ・グロックをオーバーテイク。フェリペ・マッサを打ち破り、初のタイトルを獲得した。

ハミルトンはジュニア時代からセナへのオマージュとして、黄色のヘルメットを愛用してきた。2017年のカナダGPでセナが持つ当時の歴代最多ポール、65回を獲得した際には、セナの家族がハミルトンにセナの”リアルヘルメット”を贈呈した。

名誉市民となる決定を受けハミルトンはSNSを通して「言葉もない」と喜びをあらわにした。

「僕は今日、世界で最も好きな場所の名誉市民権を授与された。本当に言葉が出てこない。ありがとうブラジル、愛してる。また訪れるのが待ち切れない」

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