ブラジル連邦議会、ルイス・ハミルトンの名誉市民議案を可決
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アイルトン・セナを崇拝するルイス・ハミルトン(メルセデス)が晴れて、ブラジルの名誉市民になった。ブラジル連邦議会下院はアゼルバイジャンGPの開幕を翌日に控えた2022年6月9日(木)、7度のF1ワールドチャンピオンを名誉市民とする議案を可決した。
サンパウロのインテルラゴス・サーキットで開催された昨年のブラジルGPで37歳のイギリスドライバーは、トップチェッカーを受けた後、ブラジル国旗を掲げた。その2日後、アンドレ・フィゲイレード下院議員がハミルトンを名誉市民とする提案を行った。
ハミルトンが同国を初めて訪れたのはF1参戦の1年目、マクラーレンに所属していた2007年のことだった。翌年のブラジルGPでは最終ラップでティモ・グロックをオーバーテイク。フェリペ・マッサを打ち破り、初のタイトルを獲得した。
ハミルトンはジュニア時代からセナへのオマージュとして、黄色のヘルメットを愛用してきた。2017年のカナダGPでセナが持つ当時の歴代最多ポール、65回を獲得した際には、セナの家族がハミルトンにセナの”リアルヘルメット”を贈呈した。
名誉市民となる決定を受けハミルトンはSNSを通して「言葉もない」と喜びをあらわにした。
「僕は今日、世界で最も好きな場所の名誉市民権を授与された。本当に言葉が出てこない。ありがとうブラジル、愛してる。また訪れるのが待ち切れない」