F1ブラジルGP タイヤ配分:レッドブル・ホンダとフェラーリが同一選択
F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、インテルラゴス・サーキットで開催されるF1第20戦ブラジルGPのドライバー別タイヤ選択を公表した。2019年のブラジルグランプリは、日本時間11月15日(金)23時からのフリー走行1で幕を開ける。
シーズン終わりを感じさせるインテルラゴス・サーキットは、前戦COTAほどではないにしろ路面はバンピーで、高速の左コーナーが多くタイヤへの負荷は大きい。ピレリは今年のブラジルGPに、最も硬いレンジのC1~C3コンパウンドを投入する。
ピレリは、2019年のF1世界選手権よりタイヤの命名規則を一新し、晴れ用のドライコンパウンドを7種類から5種類へと削減。硬いものから順にC1からC5と名付け、各コース特性に応じてこの中から3種類を選んで、ハード、ミディアム、ソフトとして配分している。
レッドブル・ホンダとフェラーリは全くの同一アロケーション。ソフト10セット、ミディアム2セット、ハード1セットを選択した。メルセデスはソフトを8セットに抑えて、その分を主としてミディアムに配分。3強チームの中でタイヤ配分に大きな違いが出た。
昨年のレースでは、ルイス・ハミルトン(Mercedes)が中古のスーパーソフト(当時は最も柔らかい)で19周を走り、その後、最も硬いミディアムタイヤへとスイッチ。1ストップ戦略を採用して、71周のレースでトップチェッカーを受けた。
トップ10入賞者のうち、2ストッパーを採用したのは5位のバルテリ・ボッタス(Mercedes)と6位のセバスチャン・ベッテル(Ferrari)のみ。1ストップ戦略が主流となった。