1-2フィニッシュを達成し互いの健闘を称えるスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレール、2019年F1シンガポールGP決勝レース
copyright Ferrari S.p.A.

フェラーリ、創設90周年を優勝で飾れるか?「クルマとの相性は良い」F1ブラジルGP《preview》

  • Published:

スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが、2019年FIA F1世界選手権第20戦ブラジルGPに先立って抱負を語った。ルクレールは週末に先立って、新たなパワーユニットの封を切る予定で、決勝では少なくとも10グリッド降格ペナルティが科せられる見通しだ。

予選が行われる今週末の土曜日は、スクーデリア・フェラーリ創設90周年を記念する日となる。1929年の11月16日、チームは運営に必要な法的認可を受け、歩みをスタートさせた。初めて参戦したレースは、ブレシアを出発地点としてイタリア各地を1000マイル走行する公道レース、ミッレ・ミリア。1930年の事だった。

フェラーリ:ブラジルGPに向けて

セバスチャン・ベッテルインテルラゴスとの相性は良好

一言で言えば、サンパウロでのレースは予測不能だ。理由は分からないけど、この場所、このサーキットには何かがあるんだよ。ここでは毎年クレイジーな事が起こっているし、仮に起きなかったとしても、その翌年には何か起きるはずだって思ってしまうんだよね。

過去数年間に渡って、僕らのマシンはこのコースで速さを示してきた。去年はキミ(ライコネン)が表彰台に上がっているし、その前は優勝してるからね。傾向的に、ここはライバルを狩れるサーキットだから、今週末もそうなることを祈ってる。

インテルラゴスは間違いなくスペシャルな場所だ。ブラジルの人たちは本当に騒々しくて、マシンに乗っていても彼らの声が聞こえるんだ。まるで、彼らと一緒にコックピットに座っているように感じるよ。

シャルル・ルクレールプレステで遊び尽くしたサーキット

ブラジルと言えば、凄まじく情熱的なF1ファンとアイルトン・セナだ。彼は特別な才能を持ち合わせたドライバーだった。ブラジルGPは今後も、彼のレガシーを僕らに思い出させてくれる事だろう。

インテルラゴスを走るのは本当にエキサイティングだ。1周は短いけど、多様なコーナーとストレートが組み合わされている。今のレイアウトになるまでは、何度も変更されてきたんだよね。幼少の頃、プレイステーションで遊ぶ時は毎回このコースを選んでたんだ。本当に好きなんだよ!

サンパウロの天候は気まぐれだから、路面コンディションが日毎変化する可能性がある。おかげで、予期せぬチャレンジを強いられる事がよくあるよね。


ブラジルGPの舞台となるのは、全長4309mと短いインテルラゴス・サーキット。変わりやすい局地的天候による荒れたレース展開が特徴のひとつ。

ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、マックス・フェルスタッペンとエステバン・オコンのクラッシュにより利を得たルイス・ハミルトンが優勝。2位にフェルスタッペン、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。

2019年のF1ブラジルGPは、日本時間11月15日(金)23時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1ブラジルGP特集