ブレンドン・ハートレー「”キャリア最高の走り”が報われず、本当に悔しい」
11日(日)に行われたF1第20戦ブラジルGP決勝レースを、入賞まであと一方の11位で終える事となったトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、「キャリア最高の走りが報われず本当に悔しい」と述べ、納得できるパフォーマンスが示せたものの、それがポイントという形あるものとして残らなかった事に肩を落とした。
17番グリッドのハートレーは全20台中唯一、最も硬い白で縁取られたミディアムタイヤを履いてレースをスタート。周囲のマシンよりもスティントを大きく引き伸ばし、残り20周となる51周目にピットインを行った。
最も柔らかい赤色スーパーソフトに履き替えたハートレーは12番手でコースに復帰。タイヤがフレッシュな分、ライバルよりも速いペースを刻みトップ10を目指したが、時すでに遅し。前走のチームメイト、ピエール・ガスリーには追い付いたものの、その先を行くフォース・インディアのセルジオ・ペレスとのギャップは大きく、ポイント圏内まで到達出来ような状況ではなかった。
レース最終盤、チームは残り2周のところでポジションを入れ替えるよう両者に指示。ハートレーはガスリーの前に出て11位でチェッカーフラッグを受けた。
キャリア最高の走りが報われず本当に悔しい
ブレンドン・ハートレー決勝: 11位, グリッド: 17番手
僕にとってはかなり良いレースだったけど、その内容に見合ったポイントが獲れず悔しい。今日は僕に有利に働くようなライバルのリタイヤもなかった。硬めのコンパクトでスタートしたから、最初の数周は少しキツかったけど、力強いスタートだったと思うし、何度かいい形でオーバーテイクする事も出来てた。
戦略を成功させるために、第一スティントでは出来る限り長くタイヤを保たせる必要があったんだけど、ピットウォールから”上手く行ってるぞ”って連絡が入ってきて、良い流れにあるのは分かってたんだ。今日はF1でのキャリアの中で最高のパフォーマンスを示せた日の一つだったと思うけど、残念ながらポイントには繋がらなかった。
これからの数週間は、メキシコで予想外にペースが良かった理由と、その2週間後に行われた今回のブラジルで苦戦した原因とを理解するために、チームとしてかなり懸命に仕事に取り組む事になるだろうね。
71周で争われた決勝レースでは、ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを決め今季10勝目をマーク。メルセデスの5年連続となるコンストラクターズチャンピオンシップが決定した。2位はマックス・フェルスタッペン、3位はキミ・ライコネンという結果となった。