13位ピエール・ガスリー、STR13のペース不足を嘆く「期待してただけにガッカリ」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、11日(日)に行われたF1第20戦ブラジルGP決勝を終えて、マシンには入賞圏内に食い込めるほどの速さがなかったとの認識を示し「期待してただけにガッカリ」と失望をあらわにした。
ガスリーはポイント圏内の9番手からレースをスタート。接触事故に見舞われたマーカス・エリクソン(Sauber)をオープニングラップで交わし8番手に浮上。幸先の良いスタートを切ったものの、その後は終始ペース不足に苦しんだ。
一番の敗因はホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターが指摘するように「パッケージとしてのペース不足」ではあるものの、予選Q3進出によって義務付けられた中古のスーパーソフトタイヤの存在もマイナスに作用した。
後方のライバルは全員新品タイヤでレースをスタート。使い古したコンパウンドを履くガスリーは、序盤からペースダウンが激しく徐々にポジションを後退していった。
ペースが不足、期待してただけにガッカリ
ピエール・ガスリー決勝: 13位, グリッド: 9番手
今日は何度か良いバトルが出来たけど厳しいレースだった。好スタートを決めて8番手にポジションを上げたところまでは良かったけど、その後は直近のライバルと比較して苦戦を強いられる状況だった。
全力で戦ったけど、今日の僕らには明らかにポイント獲得に足るようなペースがなかった。今回のブラジルGPが難しいレースになる事は予想してたけど、この前のメキシコGPで良いパフォーマンスだったから、ちょっと楽観視してたんだ。その分だけ、今日のレース展開には少しガッカリしてるんだ。
でも今シーズンはまだ後一戦残ってる。もっと良い結果でシーズンを締め括れる事を祈ってるよ!
71周で争われた決勝レースでは、ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを決め今季10勝目をマーク。メルセデスの5年連続となるコンストラクターズチャンピオンシップが決定した。2位はマックス・フェルスタッペン、3位はキミ・ライコネンという結果となった。