ハミルトン、予選クラッシュからの怒涛のオーバーテイクショー「カート時代を思い出す」F1ブラジルGP《決勝》copyright MercedesAMGF1

ハミルトン、予選クラッシュからの怒涛のオーバーテイクショー「カート時代を思い出す」F1ブラジルGP《決勝》

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決勝レースをピットレーンからスタートしたにも関わらず、ルイス・ハミルトンはブラジルGP決勝レースで驚異の16台抜きをやってのけ4位入賞を果たした。「カートを始めたばかりの頃を思い出した」とインタビューに応えるその表情は、タイトル戦に集中していたこれまでとは異なり、まるで無邪気な子供のようであった。

前戦メキシコGPで4回目のドライバーズタイトルが確定したハミルトンは、気が緩んだのか予選で珍しく単独クラッシュを喫した。ハミルトンのQ1敗退は2016年のベルギーGP以来27レースぶり、チームメイトがポール・ポジションを獲得する中で不甲斐ないシーンを見せてしまった。

だが決勝レースが始まると一変、序盤のセーフティカー導入も味方につけながら、最速マシンのポテンシャルを最大限に引き出し凄まじい追い上げをみせた。終盤には3番手を走るフェラーリのキミ・ライコネンを脅かす場面も見られた。表彰台にこそ上がれなかったが、予選でのミスを帳消しにする十分な結果を残し、決勝先日に誕生日を迎えた母ブレンダを祝福した。

キャリア初期の思い出蘇る

ルイス・ハミルトン決勝: 4位, 予選: タイム計測無

素晴らしい時間だったよ。ものすごく楽しいレースだった。今日はとにかく速さがあったから、予選でクラッシュなんてしなかったら楽勝だったはずなんだけどね。自業自得で最悪の状態になってしまった事はガッカリだけど、昨日はもう過去のことだし、今日はすごくポジティブだった。カートを始めた最初の1、2年目はいつも後方からスタートして、今日みたいに追い上げていってたんだ。なんだかその時みたいな感じで今日は本当に楽しかったよ。

今日の僕の目標は、昨日のミスを取り返してポイントを取りチームの皆を満足させることだったんだ。3番手まで行きたかったけど最後はタイヤが終わっちゃったんだ。でも、今日はバトルを楽しんだし、僕の心の奥にある闘志が燃え尽きてないって事を皆に証明できたなら嬉しいね。この先もまだまだ全力で戦うよ。


路面温度は60度を超えていたが、タイヤのタレは少なく1ストップ作戦が主流となった。決勝の詳細は、2017年F1ブラジルGP決勝順位結果を参照されたい。

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