2023年後半にディズニープラスより配信予定のキアヌ・リーブス出演映画「Brawn The Impossible Formula 1 Story」のカット画像 (5)
Courtesy Of Disney

ブラウンGP題材のF1ドキュメンタリー、配信に先立ち予告映像公開…新たな登場人物が明らかに

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2009年のF1世界選手権を制したブラウンGPの「不可能を可能にした」劇的ドラマとその舞台裏を描く4部構成のF1ドキュメンタリー映画「Brawn: The Impossible Formula 1 Story」の公式トレイラーが公開された。

トレイラーにはこれまで出演が明らかにされていなかったフェラーリ元CEOのルカ・ディ・モンテゼーモロや、F1のかつての総帥バーニー・エクレストンらの姿が確認できる。

予告映像は、ホスト役を務めるハリウッドスターのキアヌ・リーブスがエクレストンに「ロス・ブラウンは世界一、ラッキーな男だったと思うか? それとも本当にクレバーな人物だったと思うか?」と問いかけるシーンで締め括られている。

英国ではDisney+で、米国ではHuluで2023年11月15日よりストリーミング配信される。日本での配信に関しては明らかにされていないが、確定的とは言えないものの当編集部は、配信が濃厚とみられる情報を掴んでいる。

現在「メルセデス」を名乗る英国ブラックリーのチームはホンダのF1撤退に伴い存続の危機に立たされたが、当時チーム代表を務めていたロス・ブラウンによって「1ポンド」で買い取られ、「ブラウンGP」として辛うじて2009年のグリッドについた。

当初はヴァージンとヘンリ・ロイドの2ブランドしかスポンサーがなく、まっさらな車体が痛々しかったが、ホンダ用に設計されながらもメルセデスエンジンが積まれた「BGP001」は8勝をマーク。ブラウンGPとそのクルー達はジェンソン・バトンを初のワールドタイトルに導きF1の歴史を変えた。

本ドキュメンタリーにはブラウンやバトンに加え、当時のCEOであるニック・フライやルーベンス・バリチェロ、そしてライバルとなったレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーが出演。その多くが未公開のF1アーカイブを交えて「驚異的な成功の物語」を明らかにするという。

制作はノース・ワン・プロダクション。脚本と製作はサイモン・ハマーソンと3度の英国アカデミー賞受賞歴を持つニール・ダンカンソンが、そして監督は「フェラーリ ~不滅の栄光~」などで知られるダリル・グッドリッチが務める。