レースに向けて準備をするメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス、2019年F1ブラジルGP
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バルテリ・ボッタス、2019年のシーズン中にエステバン・オコンにメルセデスのシートを奪われる?

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バルテリ・ボッタスはエステバン・オコンからシートを守ることが出来るだろうか? 辛辣な物言いで知られる1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブは、2019シーズンを終える前にメルセデスがボッタスに代えてオコンを起用する可能性があると指摘する。

「来シーズン中にエステバン・オコンにシートを奪われる可能性はあると思う」とビルヌーブ。Sky Italiaに対してボッタスの去就をこう予言した。

チームメイトのルイス・ハミルトンが今季11勝を上げて5度目のチャンピオンを獲得したのに対し、メルセデスAMGでの2シーズン目に挑んだボッタスの優勝回数はゼロ。当人にもパフォーマンス不足の自覚はあるようで、自身の1年を振り返り「キャリア最悪のシーズン」と評する。

「昨年はメルセデスに加入して1年目の年だった。昨年の今頃は、目標が達成できなかった事を悔しく思ってたけど、今から振り返ってみると、何度か優勝したしポールポジションもたくさん獲れていた。だから、今年の方がガッカリしてる。そうだね、ワーストのシーズンだった」

ボッタスは今季、ハミルトンに対して決勝レースで3勝18敗、予選で6勝15敗と大きく負け越した。ただし一発の純粋な速さで言えば、ボッタスとハミルトンとの予選での平均ギャップは0.15秒ほど。フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンとのそれが0.4秒近い事を考えれば、そう悪くもない。

幼少期からの宿敵ニコ・ロズベルグがチームを去って以降、ハミルトンのメンタルが著しく安定したというのは言い過ぎではないだろう。ロズベルグとやり合ってきた当時のハミルトンは、相方を”ライバル”として認識し激しい感情を顕にしていた。それがレース中の同士討ちという形で表面化する事もしばしばであったが、ここ2年間のハミルトンはボッタスをライバル視しているようには見えない。否、”相手にしていない”ように見受けられる。

英Sky Sportsのコメンテーターとして第二の人生を歩んでいるロズベルグは、そんなボッタスに対して自身の経験をもとにアドバイスをしたようだが、当人はそれを一蹴。必要ないと言い放つ。

「アドバイスなんて必要ない。人は皆それぞれだからね。僕は自分の力で自分なりの方法を見つけ出さなきゃならないんだ」

来シーズンのオコンの立ち位置は、ワークスメルセデスの”サード・ドライバー”。この仕事の役割は、レギュラードライバーに”何か不測の事態が発生した場合”、代わりにグランプリに出走する事である。何がどうなると”不測の事態”と見なされるのかは、メルセデスの首脳陣、モータースポーツ責任者のトト・ウォルフ次第である。