モニターを見つめるストフェル・バンドーン
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ホンダF1、ベルギーGPで母国バンドーンのエンジン交換を実施…35グリッド降格ペナルティーの見込

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ホンダF1は、母国ベルギーでのグランプリに挑むストフェル・バンドーンのエンジンを交換、規約により35グリッド降格ペナルティーが科せられる見通しとなった。地元ファンの前で初めてのホームレースを迎えるバンドーンは、27日(日)のベルギーGP決勝を最後尾からスタートすることになる。

F1ベルギーGPの舞台となるスパ・フランコルシャンはエンジン全開率が80%近くにも達するパワーハングリーなサーキット、マクラーレンにエンジンを供給するホンダは、最新版スペック3をアップグレードした第二弾バージョンをバンドーンのマシンに搭載する。フェルナンド・アロンソはハンガリーGPで使用したパワーユニットを継続する見込み。

ベルギーの後には、同じくエンジンパワー要求の激しいイタリアはモンツァ・サーキットでのグランプリが控えている。ホンダとしてはモンツァを見据えた上での新エンジン投入を図ったものと思われる。バンドーンのマシンは、ICE(内燃機関)、ターボ、MGU-H、MGU-K、ESの各エンジンコンポーネントが変更される。

バンドーンは2011年のジェローム・ダンブロシオ(マルシャ)以来初めて、ベルギー人ドライバーとして母国レースを迎える。バンドーンは2015年のGP2でスパで優勝しており、13年のフォーミュラ・ルノー3.5、10年のF4ユーロカップ1.6でも勝利を勝ち取っている。

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